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米中が機内清掃の新規定変更に向け協議、デルタ航空便引き返しで

  • 中国が導入した清掃・消毒規定で一部の便がキャンセルされる恐れ
  • 中国路線の運航については「引き続き非常に流動的」とデルタ航空

中国政府が新たに導入した航空機の清掃・消毒規定について、米国と中国が変更の可能性を協議している。同規定の導入は、先週21日に上海行きの米デルタ航空便がシアトルに引き返す事態を招き、一部の中国行きフライトのキャンセルにつながる恐れがある。

  協議については米国務省当局者が28日、匿名を条件に確認した。新たな衛生要件は、新型コロナウイルス感染対策として導入されたもので、旅客機の地上待機時間を大きく引き延ばし、米航空各社が毎便到着後に行っている清掃手順とほぼ同一だと、米航空業界の関係者は指摘した。こうした追加の手順を実行するのに必要な人員も不足しているという。

  米国務省の当局者によれば、米国は航空各社が入念な消毒・清掃手順を既に世界的に実践しているとして、中国に新要件の変更を求めている。

  デルタは中国路線の運航については「引き続き非常に流動的」だと説明。デトロイトおよびシアトルからの週2便の上海便運航については個別に判断していくと、同社広報担当者は28日話した。

デルタ航空、中国便運航「流動的」-コロナ対策で機内清掃規定強化か

  ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスはサンフランシスコ・上海間の週4便をキャンセルしておらず、新たな規定を順守するために取り組んでいると説明。アメリカン航空グループは、ダラス・フォートワース国際空港と上海を結ぶ週2便が影響を受けているとしたが、詳細は明らかにしなかった。

  米主要航空会社のロビー団体、エアラインズ・フォー・アメリカはコメントを控えた。新規定は中国に乗り入れる全ての航空会社に適用される。中国当局が最近どのような衛生手順を導入したのかは不明。

原題:

China’s Plane-Cleaning Rule Spurs U.S. Talks After Aborted Trip(抜粋)

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