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三菱UFJ銀、外為調査統括に井野氏が就任へ-内田氏は教育の道に

  • 井野氏はアジア通貨調査が長く、シンガポールに7年半の駐在経験
  • 井野氏は1月1日付でチーフアナリストに、内田氏は2月末に退職へ

三菱UFJ銀行で約10年にわたりチーフアナリストとして外国為替市場の調査を統括してきた内田稔氏が退職し、アジア通貨の調査などを手掛けてきた井野鉄兵氏が近く後任に就く見通しであることが分かった。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  関係者によると、井野氏が同行グローバルマーケットリサーチのチーフアナリストに就任するのは1月1日付の見込み。同氏は2003年に東京三菱銀行(現三菱UFJ銀行)に入行後、豪ドルや東南アジア諸国通貨の調査を担当し、13年4月から7年半、シンガポールに駐在した経験も持つ。

Views of Japanese Mega Banks Ahead Of Full-Year Results
三菱UFJ銀行のロゴ
Source: Bloomberg

    

  ブルームバーグ・インテリジェンスの田村晋一シニアアナリストは、邦銀では預金・貸出金などアジア通貨の取り扱いが増加傾向にある一方、ボラティリティー(変動率)が高いことなどから、専門家による知見の重要性が高まっていると指摘した。

  東南アジア地域で製造・販売拠点を拡大する日本企業の現地通貨建て資金の需要が増大する中、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクは、地元金融機関との資本・業務提携や、証券子会社による債券引き受けを強化している。

  関係者によれば、内田氏は本人の申し出により22年2月末付で退社し、高千穂大学(東京都)で教鞭(きょうべん)を執る予定という。同氏は1993年に東京銀行(現三菱UFJ銀行)に入行以来、外為市場を中心にマーケット業務に携わり、アナリストランキングでは常に上位にあった。 

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