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デルタ航空、中国便運航「流動的」-コロナ対策で機内清掃規定強化か

  • 上海浦東国際空港の清掃要件でデルタ機は先週シアトルに引き返した
  • 要件は旅客機の地上待機時間を大きく延長、実行不可能-デルタ航空

デルタ航空の上海便が中国当局が導入した機内清掃・消毒規定で先週シアトルに引き返さざるを得なかったことを受け、同社は中国路線の運航について「引き続き非常に流動的」だと説明した。

  デルタ航空は発表資料で、「中国政府が21日に出した上海浦東国際空港での清掃要件に従う」ため、同社の旅客機がシアトルに戻ったことを明らかにした。

  清掃要件は旅客機の地上での待機時間を大きく延長するもので「運用上実行可能ではない」とデルタ航空は指摘。 同社の旅客機がシアトルに引き返したのは、清掃要件変更の発表と同じ日だった。

U.S. Cancels Another 1,000 Flights Due To Snow Storms, Covid Surge
デルタ航空の旅客機(12月27日、アトランタで)
 

  米国の航空会社は乗務員不足に悩まされているほか、新型コロナウイルスのオミクロン変異株流行と寒波で国内線の運休が相次いだ。デルタ株の感染拡大に見舞われている中国は北京冬季五輪の開幕を来年2月上旬に控えており、入国規制を強化している。

クリスマス明けも米航空各社の欠航続く-寒波やコロナ感染拡大で

  デルタ航空は上海など中国各地に向かう旅客便に関する追加情報は提供しなかった。米ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスはサンフランシスコから上海への週4便の運航を続けながら、新たな規定を順守するよう最善を尽くしていると説明した。米アメリカン航空グループに営業時間外に電子メールでコメントを求めたが、返答はなかった。

  中国当局が最近導入したどのような衛生手順がデルタ機に影響したのかは不明。上海浦東国際空港の広報担当者はコメントを控えた。中国民用航空総局の報道官はデルタ航空が指摘した政策変更についてのブルームバーグからの問い合わせに対し、9月に出したコロナ対策手順を参照するよう求めた。

Virus Outbreak China
上海浦東国際空港(7月)
 

  在米中国大使館の報道官はコロナ規定変更に関するメディア報道は間違いだと国営の中国新聞社に伝え、米航空各社の状況と乗務員不足を批判。同じようなことが起こらないよう、同大使館は航空各社と意思疎通をしていると述べたという。

  中国紙の環球時報は週末、デルタ航空DL287便の乗務員が中国の入国政策変更について乗客に伝えたと報道。シアトルに引き返した旅客機に乗っていた多くの中国人はビザ(査証)の有効期限が切れていたため、米国への不法入国を余儀なくされた可能性があるとしている。

原題:Delta Says China Service Remains ‘Fluid’ as Plane Turns Back (1)(抜粋)

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