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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Cojp

米国株の調整近いと恐れるな、投資家は弱気過ぎる-JPモルガン

  • 投資家は超大型銘柄をセーフヘイブンか「疑似債券」とみている
  • 値上がり株の一極集中は相場のピーク示す信頼できる指標ではない

今年幾度となく最高値を更新した米国の株高がすぐに終わると恐れる理由はないと、JPモルガン・チェースのストラテジストらはみている。

  「投資家のポジショニングはすでに低水準で、記録的な買い戻しがあることなどを踏まえると、今は大きく売り込まれる環境にはない」とドゥブラフコ・ラコスブハス氏らストラテジストは顧客向けリポートで指摘。「投資家のポジショニングは弱気過ぎる。市場はタカ派の中央銀行と弱気なオミクロン株という物語を過度に織り込んでいる」と論じた。

  S&P500種株価指数は先週、再び最高値を更新したが、株高は一部の超大型株が一段とけん引するようになっている。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で落ち込んだ景気の回復が今やピークを過ぎ、各中央銀行や各国政府がインフレ加速を抑えるため刺激策の縮小に動く中で、今のサイクルにおける次の局面は調整だと見なすファンドマネジャーも出てきている。

Concentration

Weight of top 5 companies in S&P 500 has increased

Source: Bloomberg

  だが、JPモルガンのストラテジストによれば、株式銘柄の「極端な分散と記録的な集中」は売りが迫っていることを示しているのではなく、十分な注意を促す指標だ。投資家は超大型銘柄をセーフヘイブン(安全な避難先)、または「疑似債券」とみており、値上がり株の一極集中は「相場のピークを示す信頼できる指標ではない」としている。

  ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・コスティン氏らストラテジストも今月の顧客向けリポートで、値上がり銘柄の偏りは近い将来の大きな株安を示唆していないとの見方を示している。

原題:JPMorgan Says Investors Too Bearish, Doesn’t See Stock Selloff (抜粋)

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