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鉄鉱石先物が下落、中国の鉄鋼需要は来年後退とアナリスト予測

  • シンガポール市場で一時3.6%安と3週間余りで最大の下げ
  • 中国の来年の鉄鋼消費は前年比1.2%減と中国国際金融アナリスト

鉄鉱石先物は27日のシンガポール市場で下落した。鉄鋼の主原料である鉄鉱石が来年、供給過剰になるとのアナリストの見通しが影響した。

  シンガポール取引所(SGX)の鉄鉱石先物は先週まで週間ベースで6週続伸した後、この日は一時3.6%安と3週間強ぶりの大幅な下げとなった。シンガポール時間午前9時43分(日本時間同10時43分)現在、2.6%安の1トン=124.15ドルで推移している。

  中国国際金融(CICC)の郭朝輝氏らアナリストはリポートで、「われわれは2022年に鉄鉱石の全体的な需給が一段と緩むとみている」とし、中国の来年の鉄鋼消費は建設セクターの状況悪化や政府の炭素排出目標、主要鉱山会社の2500万トンの出荷増が響き、前年比1.2%減になるとの見通しを示した。

  ただ、「不動産投資が予想以上に回復するか、鉄鋼生産規制が予想ほど厳しくなかった場合は鉄鉱石価格は100ドルを上回る水準を維持する可能性がある」と指摘した。

  また中国で週末に報告された1日当たりの新型コロナウイルス国内感染者数が1月以来の多さになったことも市場の重しになっている。陝西省での感染拡大はゼロコロナ政策をなお掲げる同国政府にとって最大の問題の1つになっている。アジア株とニューヨーク商品取引所(COMEX)の銅先物は共に下げた。

【新型コロナ】中国新規国内感染、1月以来最多-南ア検査陽性率上昇

原題:

Iron Ore Drops With Steel Demand Set to Weaken in 2022(抜粋)

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