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今年の気象災害ワースト10、損失額は計1700億ドル-被害甚大化の傾向

  • 8月に米東部襲ったハリケーン「アイダ」が650億ドルで損失額最大
  • 自然災害による年間コスト、11年以降に今年含め6回が1000億ドル超
Debris from a collapsed house after Hurricane Ida in New Orleans, Louisiana, U.S., on Sept. 3.
Debris from a collapsed house after Hurricane Ida in New Orleans, Louisiana, U.S., on Sept. 3. Photographer: Eva Marie Uzcategui/Bloomberg

今年の気象災害ワースト10による損失額が合わせて1700億ドル(約19兆4000億円)に上ったことが新たな調査で明らかになった。

  英慈善団体クリスチャン・エイドが公表した報告書によると、世界で最も被害が甚大だったのは8月に米東部を広範に襲ったハリケーン「アイダ」で、少なくとも95人が死亡し、計650億ドルの経済損失をもたらした。その1カ月前に欧州で発生した洪水による死者は240人、経済損失は計430億ドルだった。7月の中国・河南省の洪水では、300人余りが死亡し、損失額は170億ドルを超えた。

  クリスチャン・エイドの気候政策責任者で報告書を執筆したキャット・クレイマー氏は「気候変動によるコストは今年、甚大なものとなっている。世界が安全と繁栄を確実にするための軌道に乗っていないことは明らかだ」と語った。

  同報告書は米保険会社エーオンからの情報を引用し、世界の自然災害による年間コストが1000億ドルを超えるのは今年で6回目になる見込みだと指摘。いずれも2011年以降だという。

  報告書の執筆者は保険損害額を基に損失額を推定していることから、実際のコストはさらに高くなる可能性がある。

Climate Change is Already Costing Billions

The top 10 extreme weather events in 2021 cost more than $1.5 billion each

Source: Christian Aid

原題:The Cost of This Year’s 10 Worst Climate Disasters: $170 Billion(抜粋)

 

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