コンテンツにスキップする
Photographer: Tomohiro Ohsumi
Cojp

中国、人民元の基本的安定を維持へ-不確実性増す貿易の下支え狙う

  • 人民元はドルに対して今年これまでに2.5%上昇
  • 中心レート、14日連続でブルームバーグ調査の予想平均より元安水準

中国政府は人民元の基本的安定を維持する方針を示した。輸出入の下支えを図る。

  李克強首相主宰の国務院常務会議を引用し、国営新華社通信が伝えたところによると、中国の景気回復に「重要な貢献」を果たしてきた貿易の急速な伸びは、不確実性や不均衡が増す見通し。このため、中国当局は人民元の安定を確保し、企業が為替リスクを管理しやすい手助けを行う。

Yuan hovers around highest since 2015 on trade-weighted basis
 
 

  人民元は今月に入り、貿易相手国通貨に対して2015年以来の高値を付けており、中国の輸出競争力を損なう恐れが出ている。経常・資本勘定への資本流入で元は対ドルで今年これまでに2.5%上昇している。

  中国人民銀行(中央銀行)は今月、外貨預金準備率を引き上げたほか、投機的な動きを防ぐため人民元の中心レートを市場予想より元安水準に設定している。23日の中心レートは14営業日連続でブルームバーグ調査の予想平均より安い水準だった。24日も予想より低ければ、18年以降の集計データの下で最長となる。

  新華社によると、銀行には的を絞った形で為替フォワード取引を実行するよう促した。中国が人民元相場をどのように安定させる考えなのか詳細は示されなかった。

原題:China Vows to Keep Yuan Stable Amid Efforts to Support Trade (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE