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【債券週間展望】長期金利に上昇圧力、米金融政策のタカ派化に警戒感

12月第5週(27日-30日)の債券市場では長期金利に上昇圧力がかかると予想されている。米国の物価上昇が続く中、米長期金利の上昇や連邦準備制度理事会(FRB)がよりタカ派的な政策運営に傾くことへの警戒感から、投資家は債券買いに慎重になるとの見方が背景にある。

市場参加者の見方

◎SMBC日興証券の奥村任ストラテジスト

  • 1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて利上げパスや量的緩和縮小を巡る新たなメッセージが出ることへの警戒感もあり、長期金利はどちらかというと上昇リスクがある
  • 日銀の1-3月の国債買い入れ予定は据え置きを予想しているが、もし減額があるとすれば残存期間1年超3年以下か
  • 年末で休暇ムードが強まる中、市場参加者も減り、閑散小動きだろう
  • 長期金利の予想レンジは0.04%~0.08%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 先行きの不透明感から投資家は積極的に動きづらく、債券相場の方向感はしばらく定まらないだろう
  • 来年1月7日発表の米雇用統計次第で早期利上げへの警戒感が高まる可能性もあり、米長期金利の上昇が警戒されよう
  • 年末年始は市場参加者も減少する見込みで、上値を買い進む動きは限られよう
  • 長期金利の予想レンジは0.04%~0.08%
新発10年物国債利回り
 
 

国債入札予定

 対象発行予定額
27日2年債3兆円程度

主な材料

  • 27日:金融政策決定会合における主な意見(12月16・17日分)
  • 27日:日銀が来年1-3月の国債買い入れ予定を公表
  • 28日:鉱工業生産(11月)
  • 31日:中国製造業・非製造業PMI (12月)
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