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【米国市況】株3日続伸、S&P500種は最高値-景気への楽観強まる

A Christmas tree stands near the New York Stock Exchange in New York, U.S., on Friday, Dec. 31, 2010. U.S. stocks swung between gains and losses, with the Standard & Poor's 500 Index heading for its second straight annual advance and its best December since 1991.
A Christmas tree stands near the New York Stock Exchange in New York, U.S., on Friday, Dec. 31, 2010. U.S. stocks swung between gains and losses, with the Standard & Poor's 500 Index heading for its second straight annual advance and its best December since 1991. Photographer: Jin Lee/

米株式相場は続伸。S&P500種株価指数は過去最高値で引けた。新型コロナウイルスのオミクロン変異株は引き続き猛威を振るっているが、それによって景気回復が妨げられることはないとの楽観が強まっている。クリスマスを前に商いは薄い。

  • 米国株は3日続伸、S&P500種は最高値
  • 米国債は下落、10年債利回り1.49%-短縮取引
  • 英ポンドが1カ月ぶり高値、ドル指数は続落
  • NY原油は3日続伸、オミクロン懸念の後退で
  • NY金相場は続伸、ドル軟調で投資妙味

  S&P500種株価指数は前日比0.6%高の4725.79。ダウ工業株30種平均は196.67ドル(0.6%)高の35950.56ドル。ナスダック総合指数は0.9%上げた。  

  個別銘柄では、電動トラックを製造する新興企業の二コラが18%高と急伸。強気な出荷台数見通しを示したことが好感された。一方、中国の電子商取引大手JDドットコム(京東)の米預託証券(ADR)は大幅安。テンセント・ホールディングス(騰訊)がJDドットコム保有株の大半を特別配当として配分すると発表したことが材料となった。

  この日は12月の米ミシガン大学消費者マインド指数など、経済指標の発表が相次いだ。

23日発表の米経済指標
米耐久財受注は予想上回る増加、企業は生産性と生産能力の向上に投資
米個人消費支出、インフレ調整後ベースで横ばい-価格急伸が影響 (2)
米消費者マインド指数、12月は前月から上昇-見通しが改善 (1)
米新規失業保険申請件数、前週比変わらず-低水準にとどまる (1)

  新型コロナ関連では、米食品医薬品局(FDA)が米メルク製の経口薬「モルヌピラビル」に緊急使用許可を出した。英保健安全保障庁(UKHSA)は、オミクロン感染者が入院に至る確率はデルタ株に比べ50-70%低いとの見解を示した。

メルクのコロナ経口薬、FDAが緊急使用許可-高リスク成人が対象

  コモンウェルス・ファイナンシャル・ネットワークの世界投資ストラテジスト、アヌ・ガガー氏は「株式市場には引き続きかなり妙味がある」と指摘。「実質金利が依然として低く、流動性は極めて高く、企業と家計のバランスシートは健全で、消費者信頼感も高水準を維持している。まだ出口に向かう時期ではない」と述べた。

  米国債相場は下落。この日の債券市場は東部時間午後2時までの短縮取引だった。10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、1.49%。

  外国為替市場では、英ポンドが約1カ月ぶり高値に上昇。イングランド銀行(英中央銀行)の利上げを織り込む動きが強まったほか、リスク選好が世界的に回復したこともポンドを支えた。

英中銀は来年1ポイント利上げへ、政策金利1.25%に-トレーダー予想

  ノルウェー・クローネとオーストラリア・ドルも、オミクロン株で景気回復が損なわれることはないとの見方が追い風となり上昇した。一方でドルは軟調。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は朝方こそ前日比プラス圏で推移していたものの、勢いが続かず下げに転じ、4営業日続落となった。

  ニューヨーク時間午後4時10分現在、ドルは対円では0.3%高の1ドル=114円41銭。ユーロは対ドルで0.1%未満上昇し1ユーロ=1.1328ドル。ポンドは対ドルで0.5%高の1ポンド=1.3414ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は3日続伸、約4週間ぶりの高値を付けた。オミクロン株による感染症状は従来株に比べて軽いことが複数の調査で示唆され、新型コロナによる需要懸念が緩和した。米原油在庫の縮小も支援材料。

U.S. crude inventories decline for a fourth week
米原油在庫は4週連続で減少
 

  オアンダのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「オミクロン株との闘いではワクチンや治療法に関して主に前向きなニュースが相次ぎ、原油価格は安定した」と指摘。「年明けに向け、すべての要因が相場上昇に傾いている」と語った。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は、1.03ドル(1.4%)高の1バレル=73.79ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は1.57ドル高の76.85ドルで引けた。

  金相場は続伸。ドルが弱含んでいることで金の相対的な投資妙味が強まった。ただ市場では、オミクロン株が世界経済にどのような影響を与えるかや、米金融当局の政策見通しも引き続き意識されている。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.5%高の1オンス=1811.70ドルで終えた。

原題:

Stocks Close at All-Time High; Treasuries Decline: Markets Wrap(抜粋)

Pound Gains on Hike Bets, Dollar Gauge Edges Lower: Inside G-10(抜粋)

Oil Climbs to Fresh Four-Week High as Omicron Concerns Ease(抜粋)

Gold Holds Advance With Omicron, Monetary Policy Looming Large(抜粋)

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