コンテンツにスキップする

日本株4日ぶり反落、オミクロン株の市中感染を警戒-陸運や保険安い

更新日時
The Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan.

The Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan.

Photographer: Soichiro Koriyama/Bloomberg

東京株式相場は小幅安となり、4日ぶりに反落。買い優勢で始まったものの、前日まで連日で上昇したため勢いは続かなかった。午後に東京都でオミクロン変異株の市中感染が出た可能性が高いと伝わり、日経平均株価は下げに転じた。感染が拡大すると業績に悪影響が出やすい陸運や空運株が安い。24日は海外市場の多くが休場になるため薄商いとなり、東証1部の売買代金は3日連続で2兆円を下回った。

  • TOPIXの終値は前日比2.65ポイント(0.1%)安の1986.78
  • 日経平均株価は15円78銭(0.1%)安の2万8782円59銭
  • 東証1部の売買代金は概算で1兆6166億円、昨年12月25日以来の低水準
TOPIXの推移
 
 

市場関係者の見方

東洋証券の大塚竜太ストラテジスト

  • 日経平均が下落に転じたのは、東京都で初めてオミクロン変異株の市中感染が伝わり嫌気した売りが出たのに加えて、週末を控えたポジション調整目的の売りも出たようだ
  • ただ株式相場への影響は限定的だ。感染拡大が続けば行動制限の懸念もあるが、重症化するリスクは低く、投資家は深刻には受け止めていない

JPモルガン・アセットマネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジスト

  • 欧米でコロナ感染による景気への懸念が落ち着く中で株式相場は上昇した。ただ上値を追う勢いは乏しく、様子見ムードも出て売りも出やすい
  • オミクロン変異株の重症化リスクの低さは相場に織り込みが進んできた。日本では市中感染が増え、短期的には相場が不安定になる懸念がある
  • 来年の米金融政策の不透明感からの買い控えムードもある。来年3月の利上げや量的引き締め(QT)などへの言及がウォラー理事以外のFRB高官からも出てくるのかを確認したいと考える投資家は多い

東証33業種

下落率上位保険、陸運、電気・ガス、その他金融、情報・通信
上昇率上位機械、ガラス・土石製品、電機、精密機器、非鉄金属、金属製品

背景

  • オミクロン株都内で4人感染、1人は市中感染の可能性-小池知事
  • オミクロン株、入院リスクはデルタ株より最大70%低い-英当局
  • メルクのコロナ経口薬にFDA使用許可-妊娠中は控えるよう警告
  • ドル・円相場は1ドル=114円台前半から同半ばで推移、前日の日本株終値時点は114円18銭
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE