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ディストレスト債投資家が警告、中国恒大債にはリスク

  • 保有していた分が満期となった5月以降は恒大債を購入せず-張会長
  • 中国の不動産開発業者は販売減速による苦境が続くだろう-張氏
Pedestrians pass Chinese characters that read "Heng Da", Evergrande in English, at China Evergrande Group's City Plaza development in Beijing, China, on Friday, Dec. 10, 2021. 

Pedestrians pass Chinese characters that read "Heng Da", Evergrande in English, at China Evergrande Group's City Plaza development in Beijing, China, on Friday, Dec. 10, 2021. 

Photographer: Andrea Verdelli/Bloomberg

高パフォーマンスのディストレスト債ファンドの投資家が、中国の不動産開発会社、中国恒大集団の社債を敬遠している。極めて割安な価格で資産売却を迫られていることやバランスシート上に反映されていない負債の可能性がリスクだと説明する。  

  運用会社、北京鼎諾投資管理の張志軍会長によれば、同社は保有していた分が満期となった5月以降は恒大債を購入していない。ファンド各社の運用成績を提供するウェブサイト「Simuwang.com(私募排排網)」によれば、同社のクレジットファンド2本は今年の成績が同種ファンドの99%を上回り、うち1本は12月17日までのリターンがプラス84.7%となっている。

Evergrande's domestic bonds are at record lows
 
 

  張氏は「恒大の本土債の回収率を試算しようとしてみたことがあるが、理財商品やバランスシート外のファイナンシングが多過ぎるので購入は見合わせた」と話した。

  中国恒大に同社ファイナンシングに関してコメントを求めたが応答はなかった。

  張氏はまた、中国の不動産開発業者は販売減速による苦境が続くだろうと指摘。「投資信託と資産運用会社は本土の不動産会社債を大量に売り、債券価格は過去最低に急落している。これが発行市場での借り入れコストのほか、ローンや信託商品のコストを押し上げ、経営難の不動産会社のキャッシュフローをさらに圧迫する負の連鎖が起こるだろう」と語った。

China's new-home prices have fallen three consecutive months
 
 

原題:Manager Who Gained 85% on Distressed Debt Says Beware Evergrande(抜粋)

 

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