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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Cojp

米国株が続伸、日中高値近辺-景気回復損なわれずとの見方

米株式相場は続伸。主要3株価指数はいずれも、この日の高値近辺で終えた。新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染拡大で景気回復が妨げられることはないとの見方が広がった。

  • 米国株は続伸、ナスダック総合は1.2%上昇
  • 米国債はおおむね上昇-10年債利回り1.45%
  • 円が一時1カ月ぶり安値、豪ドルが対米ドルで上昇
  • NY原油先物は4週間ぶり高値-米国の在庫減少
  • 金スポット反発、先物は0.8%上昇

  S&P500種株価指数は前日比1%高の4696.56。ダウ工業株30種平均は261.19ドル(0.7%)高の35753.89ドル。ナスダック総合指数は1.2%上げた。 

  個別銘柄ではファイザーが上昇。同社の新型コロナウイルス感染症(COVID19)経口薬について、米食品医薬品局(FDA)が緊急使用許可(EUA)を出した。アマゾン・ドット・コムは一時下落していたが、プラスで引けた。米連邦取引委員会(FTC)が同社クラウド事業に対する反トラスト調査を本格化させることが分かったとブルームバーグ・ニュースが報じた後、前日比1%余り下げる場面があった。

  この日発表された米経済指標では、11月の中古住宅販売件数が3カ月連続の増加。民間調査機関コンファレンスボードが発表した12月の消費者信頼感指数は、予想を上回る上昇となった。雇用と経済に対する見通しが改善した。

米中古住宅販売、3カ月連続で増加-依然低い金利が需要支える (1)

米消費者信頼感指数、予想上回る上昇-オミクロン懸念も楽観維持 (1)

  オミクロン株に感染した場合、患者の入院リスクはデルタ変異株と比べはるかに低い可能性があることが、英スコットランドや南アフリカ共和国などで行われた調査の暫定データで示された。

S&P 500 gains for second day
 
 

  スイスクオート・グループの上級アナリスト、イペク・オズカルデスカヤ氏は「多くの投資家はオミクロン株について、経済活動に一時的に影響を及ぼす程度だろうと考えている。株式の全般的な上向きトレンドにとって問題となることはないとみている」と述べた。

  米国債相場はおおむね上昇。利回り曲線は若干フラット化した。薄商いの中で特段の材料もなく、レンジ内の取引に終始した。ニューヨーク時間午後4時32分現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、1.45%。

  外国為替市場では円が対ドルで一時下落し、約1カ月ぶり安値をつけた。オーストラリア・ドルは主要10通貨の中で最も大きく上昇。米国株や商品相場の上昇を受け、よりリスクの高い資産を選好するムードが広がった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%低下。ニューヨーク時間午後4時33分現在、ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=114円12銭。一時は0.2%上昇し114円37銭と、11月26日以来の高値をつける場面があった。ユーロは対ドルで0.4%高の1ユーロ=1.1332ドル。

  豪ドルは米ドルに対して一時0.9%高の1豪ドル=0.7220米ドルをつけた。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸し、約1カ月ぶりの高値で取引を終えた。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計で、原油在庫が先週472万バレル減少したことが示された。この統計発表後、相場上昇に弾みがついた。オミクロン変異株の影響に対する懸念はあるが、経済指標で米景気の堅調さが示唆されたことも、この日の上げにつながった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は、1.64ドル(2.3%)高の1バレル=72.76ドル。ロンドンICEの北海ブレント2月限は1.31ドル高の75.29ドルと、2週間ぶりの高値で引けた。

  金スポット価格は反発。ニューヨーク時間午後2時35分現在、0.7%高の1オンス=1802.15ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.8%高の1802.20ドルで終えた。

原題:Stocks Close Near Session Highs; Dollar Retreats: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Mixed, Curve Flatter; 5Y TIPS Sale Tails, Bids Soft(抜粋)

Aussie Outperfoms, Yen Drops on Strong Risk Session: Inside G-10(抜粋)

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Palladium Is Poised for a Rebound After Being 2021’s Worst Metal(抜粋)

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