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日本株続伸、米消費者心理改善やコロナ経口薬期待-輸出や商社が主導

更新日時

東京株式相場は3日続伸。米国の消費者信頼感指数の改善や新型コロナウイルス経口薬の期待から、景気の先行きに対する楽観的な見方が強まった。自動車や機械など輸出関連に買いが入った。原油など商品相場の上昇も追い風となった商社や鉱業、非鉄金属といった市況関連も業種別の値上がりランキングで上位を占めた。商いは閑散で、東証1部の売買代金は5か月半ぶりの低水準だった。

  • TOPIXの終値は前日比17.92ポイント(0.9%)高の1989.43
  • 日経平均株価は236円16銭(0.8%)高の2万8798円37銭
  • 東証1部の売買代金は概算で1兆8853億円、7月6日以来の薄商い
3日続伸
 
 

市場関係者の見方

丸三証券投資情報部の小松崎直樹次長

  • 米経済指標の堅調さに加え、重症化予防に効果があるとみられているファイザー製経口薬の承認という好材料に市場が反応した
  • コロナ懸念の後退とエネルギー価格の上昇を受けて、商社や鉱業など資源関連に買いが入った。来年の米金融政策をにらんで、株価収益率(PER)の低い業種にも資金を移そうとする流れも株価の底上げにつながる
  • 年末の接近で市場参加者が減少する中、株価は戻り歩調にある

野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジスト

  • 住宅なども含めきのう発表された米経済指標は景気に対してほぼ満点の内容だ。米国は新型コロナウイルス慣れして雇用は順調に回復し、物価は上昇していても賃金も上がっていることが消費者の将来への期待を大きくしている
  • オミクロンの重症化・入院リスクが低いことも併せて株価の買い安心材料になる
  • 海外ではこれからクリスマス休暇に入る中で、休暇中に悪いニュースは出なさそうとの確信が強まったことがボラティリティー指数(VIX)の大幅低下にもうかがえる

東証33業種

上昇率上位鉱業、空運、海運、輸送用機器、サービス、卸売、機械、非鉄金属
下落率上位医薬品、パルプ・紙、小売

背景

  • 米消費者信頼感指数、予想上回る上昇-オミクロン懸念も楽観維持
  • 米中古住宅販売、3カ月連続で増加-依然低い金利が需要支える
  • ファイザーのコロナ経口薬、FDAが緊急使用許可-家庭用で初
    • オミクロン株感染の入院リスク、デルタ株を下回る
  • 22日のニューヨーク原油先物は2.3%高の1バレル=72.76ドルと約1カ月ぶりの高値-原油在庫が先週減少
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