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日立アステモ:一部製品で定期試験未実施など不適切行為が判明

  • ブレーキ部品やサスペンション部品、安全性や性能には問題なし
  • 福島工場ではサスペンション部品で不適切行為、00年ごろからか

日立製作所ホンダが出資する自動車部品メーカー、日立アステモは22日、山梨県や福島県の工場で製造するブレーキ部品やサスペンション部品で定期試験を実施していないなどの不適切な行為があったことが判明したと明らかにした。安全性や性能には問題がないことを確認しているという。

  同社の発表資料によると、山梨工場では2003年10月から21年3月にかけて、ブレーキ部品で顧客と取り決めた定期試験を実施せずに顧客向け報告書にデータを記載していなかった事例が約5万7000件あった。

  福島工場ではサスペンション部品の出荷検査で減衰力の測定時の温度設定などで不適切な行為があった。データが残っている18年4月以降の一部製品が対象となるが、確認できている限り00年ごろからこうした行為が行われていたという。

  山梨工場では20年12月に親会社である日立の品質保証部門による監査が実施された際に、日立アステモの社員から情報提供があり、調査した結果、不適切行為が判明したという。福島工場の問題は日立アステモの担当者が最初に認識し、調査の結果確認されたとしている。

  ブレーキ関連部品については、定期試験とは別の安全確認検査が行われており、日立アステモとしては過去に生産された不適切行為の対象となる製品に問題はないと判断している。サスペンション製品についても管理データ記録の解析をもとに強度や耐久性の再評価、不適切行為の対象となった過去生産品の性能確認などを実施し、安全性や性能に問題がないことを確認しているという。

  

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