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イラン、コロナ感染の駐イエメン大使の帰国をサウジが遅らせたと主張

  • 大使は帰国後にテヘランで死去-正式に苦情申し立てへ-イラン外相
  • イランの主張に対し、サウジ側からはまだ正式な反応なし
National flags of Iran fly above the Modarres highway in Tehran, Iran, on Saturday, Aug. 4, 2018. 

National flags of Iran fly above the Modarres highway in Tehran, Iran, on Saturday, Aug. 4, 2018. 

Photographer: Ali Mohammadi/Bloomberg

イラン政府は21日、新型コロナウイルス感染で死去したハサン・イルル駐イエメン大使について、感染後に緊急治療が必要となり同氏を空路で帰国させる際にサウジアラビア政府が帰国を遅らせたとの認識を示した。

  イランのアブドラヒアン外相は国営テレビに対し、同国は親イランの武装組織フーシ派が支配するイエメンの首都サヌアに駐在していたイルル大使をテヘランに帰国させる航空便の確保に努めたが、サウジアラビア当局と「政策決定者ら」がそれを遅らせたと語った。

  半国営のメヘル通信によると、イルル大使は最終的にイランに帰国したが、21日にテヘランで死去。一部の国々の協力が遅れたため、同氏の状態は望ましいものではなかったという。  

  アブドラヒアン外相は、イランが今回の件に関し「国際条約に従って」正式に苦情を申し立てる方針を示した。こうした主張に対し、サウジ側からはまだ正式な反応がない。

  2015年から続くイエメン内戦は、イランとサウジによる代理戦争の様相を呈しており、人道的危機を招いたほか、米国の中東政策とイラン核合意を巡る両国の対立を深めた。

原題:Iran Claims Saudi Delayed Covid-19 Treatment for Envoy Who Died(抜粋)

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