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テスラ株、S&P500種入り後も激しい値動き-「ミーム熱」の様相も

  • テスラ株の変動は平均的な日でもS&P500種の4倍余り
  • テスラ株の過去12カ月のリターンはプラス29%-S&P500種上回る
A vehicle at a Tesla Supercharger station in Firebaugh, California, U.S.

 

A vehicle at a Tesla Supercharger station in Firebaugh, California, U.S.

 

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

1年前にウォール街の市場関係者の間では、米テスラがS&P500種株価指数の構成銘柄に採用されたことで株価が落ち着くとの見方が広がっていた。もちろんイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が原因で大きく変動する瞬間も時折あるだろうが、全体としては優良株コミュニティーの安定したメンバーに近い値動きになると見込まれていた。だが、この見方は間違っていた。

  指数採用後の12カ月間、テスラ株のボラティリティーは2018年や19年と全く変わっていない(新型コロナウイルスの世界的大流行が始まって相場変動が激しくなった20年との比較は無意味となっている)。

  テスラの株価変動は平均的な日でもS&P500種の4倍余りとなっている。これは指数構成銘柄で時価総額5位の企業にとっては異例だ。規模が同様に大きめの銘柄(エヌビディアやメタ・プラットフォームズ、バークシャー・ハサウェイ)のボラティリティーはテスラより著しく低い。

  この結果、S&P500種はここ1年で米国の個人投資家の間で広がった株式への熱狂を示す「ミーム熱」を若干味わうことになった。

  データトレック・リサーチの共同創業者ニコラス・コラス氏は、「企業が大きくなればボラティリティーは低下すると考える傾向がある。規模が大きくなることは安定性が高まることを意味するためだ。ただ、これはテスラには当てはまらない」と指摘。テスラ株の変動をビットコインの変動に例え、テスラ株やビットコインはまだ到来してない未来に対するコールオプションのようなもので、それが変動の要因になっているとの見方を示した。

Tesla shares have seen some wild daily swings this year
 
 

  テスラ株の過去12カ月のリターンは20日時点でプラス29%と、S&P500種を6ポイント上回っている。同社株は20日に急落した後、21日は4.3%高で取引を終えた。

  テスラの広報担当者に同社株のボラティリティーについてコメントを求めたが、返答は得られていない。

Tesla has outperformed the S&P 500 in the past year
 
 

 

原題:Tesla Sends S&P 500 Crowd on a Wild Ride of Surges and Crashes(原題)

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