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三菱モルガンの中村副社長が退社へ、投資銀部門ヘッド15年のバンカー

  • モルガン・スタンレー証時代から投資銀行本部長として屋台骨支える
  • 後任本部長にM&Aアドバイザリー・グループ統括責任者の別所氏

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の中村春雄副社長が近く退社することが22日、分かった。兼任する投資銀行本部長は合弁設立前のモルガン・スタンレー証券時代から15年務めており、長く同証の屋台骨を支えてきたバンカーの一人。

  社内メモによると、退社は中村氏からの申し出によるもので、後任の投資銀行本部長には三菱モルガンでM&Aアドバイザリー・グループ統括責任者を務める別所賢作氏が2022年3月1日付で就任予定。中村氏はいったんシニアアドバイザーに退き、引き継ぎ業務を済ませた後に退社するという。

  米モルガン・スタンレーの東京在勤広報担当、渡辺美嘉氏はメモの内容を確認。別所氏の昇格については、三菱モルガンにおける必要な手続きを経て正式に決定されると述べた。

Financial Institutions in Japan As Libor Expiry Looms
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の本社(都内)
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  モルガンSのウェブサイトなどによると、中村氏は1987年にモルガン・スタンレー証(当時)に入社。2006年に同証代表取締役・投資銀行本部長に就任した。10年5月、モルガンSと三菱UFJフィナンシャル・グループの日本での証券事業の統合時に投資銀行部門が、MUFGが6割出資する三菱モルガンに置かれたため、同証に移籍。発足当初から副社長兼投資銀行本部長を務めてきた。

  社内メモでは中村氏について、米大手投資銀行であるモルガンSと国内に強い営業網を持つメガバンクであるMUFGの投資銀行部門の融合に力を尽くしてきたと紹介している。ブルームバーグのデータによると、三菱モルガンは日本企業関連の合併・買収(M&A)助言業務で20年は2位、21年も21日時点で2位と上位に定着している。

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