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【米国市況】株は4営業日ぶり反発、ハイテクに買い-リスク選好回復

Monitors displaying stock market information are reflected in New York Stock Exchange (NYSE) signage on the floor of the NYSE in New York, U.S., on Monday, Dec. 10, 2018. 

Monitors displaying stock market information are reflected in New York Stock Exchange (NYSE) signage on the floor of the NYSE in New York, U.S., on Monday, Dec. 10, 2018. 

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米株式市場は4営業日ぶりに反発。リスク資産に対する投資意欲の持ち直しが背景にある。原油先物相場は3営業日ぶりに上昇した。米国債相場は下落。

  • 米国株は反発、ナスダック100指数は2%超の上昇
  • 米国債は下落、10年債利回り1.47%
  • リスク選好で資源国通貨に買い、逃避先通貨は下落
  • NY原油は3日ぶり反発、リスク選好の流れで
  • ニューヨーク金相場は続落、2月限は0.3%安

  大型ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は2%余り上昇。前日に好調な業績見通しを示したメモリーチップメーカーのマイクロン・テクノロジーが買われ、半導体関連銘柄は軒並み上昇した。前日発表の9-11月(第2四半期)決算で売上高が市場予想を上回ったナイキも高い。医薬品メーカーのファイザーメルクは反落したものの、両社の新型コロナウイルス感染症(COVID19)経口薬を米食品医薬品局(FDA)が早ければ今週中に承認する構えだとの報道が伝わると、日中安値から値を戻した。

ファイザーとメルクのコロナ経口薬、FDAは今週承認へ-関係者 (1)

  バイデン大統領はこの日、新型コロナのオミクロン株が最初に検出されたアフリカ南部諸国からの渡航禁止措置について解除を検討していると明らかにした。

アフリカ南部からの渡航禁止措置の解除検討-バイデン米大統領

  ナショナル・セキュリティーズのチーフマーケットストラテジスト、アート・ホーガン氏は「オミクロン株が経済活動に与え得るダメージは、かなり短期的かつ浅いもので済むだろう」と指摘。「家計と企業のバランスシートが良好であり、センンチメントもなお強いことを踏まえると、経済がなんとか荒波を乗り越えていくとの予想は妥当だと考える」と述べた。

  米国債市場は年限が長めの国債中心に下落。ニューヨーク時間午後4時16分現在、10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し1.47%。

  外国為替市場でもリスク選好の流れを受け、ノルウェー・クローネやニュージーランド・ドルなど資源国通貨の上昇が目立った。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比ほぼ横ばい。逃避先通貨とされる円とスイス・フランは下落した。

Dollar gains against FX havens as risk sentiment improves
 
 

  ソシエテ・ジェネラルの為替ストラテジスト、キット・ジャックス氏は年末にかけてドル安の方向を見込んでいる。ブルームバーグ・テレビジョンのインタビューで同氏は「短期的には、米金融当局が取るであろう行動の多くを織り込み済みだ」と指摘。ドル相場が「ここから年末までに多少下げても驚きはない」と語った。

  ニューヨーク時間午後4時18分現在、ドルは対円で0.4%高の1ドル=114円 11銭。ユーロは対ドルで0.1%未満上昇し1ユーロ=1.1281ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は3営業日ぶりに反発。オミクロン株の急拡大が需要に与える影響は意識されているが、株式など他のリスク資産と足並みをそろえて上昇した。

  オミクロン株による影響がなお不透明な中、年末に向けて市場全体の売買高が細っていることも相場のボラティリティーを高めている。

  アゲイン・キャピタルの創業パートナー、ジョン・キルダフ氏は「市場参加者は年明けのリスタートに向け、利益確定や年末の損切りを行っているのだろう」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は、2.51ドル(3.7%)高の1バレル=71.12ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は2.46ドル高の73.98ドルで引けた。

Oil markets are experiencing increased volatility as the year ends
 
 

  金相場は続落。スポット価格は朝方に1オンス=1800ドルまで上昇する場面もあったが、その後は下げに転じ、外国為替市場でドルが持ち直すと一段安となった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.3%安の1788.70ドルで取引を終了。

原題:U.S. Stocks Advance, While Treasuries Decline: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Slide, Steepening Unwinds After Strong 20-Year Sale(抜粋)

Havens Slip, Commodity Currencies Outperform: Inside G-10(抜粋)

Oil Futures Rise With Equities in Volatile Year-End Trading(抜粋)

U.S. Stocks Advance, While Treasuries Decline: Markets Wrap(抜粋)

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