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ロシアのプーチン大統領、NATOの「脅威」には軍事対応も辞さず

  • 欧州の緊張激化は米国に責任、「適切な軍事的・技術的対応とる」
  • 米国が提案する安全保障の保証を信用できない-プーチン氏
Servicemen prepare for a live demonstration of Russian battle tanks at the International Military-Technical Forum 'ARMY 2018' expo at Kubinka airfield in Kubinka, Russia, on Tuesday, Aug. 21, 2018. 

Servicemen prepare for a live demonstration of Russian battle tanks at the International Military-Technical Forum 'ARMY 2018' expo at Kubinka airfield in Kubinka, Russia, on Tuesday, Aug. 21, 2018. 

Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg

ロシアのプーチン大統領は、北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大に対しては軍事的な対応も辞さないと警告した。欧州の緊張激化は米国に責任があると非難しつつ、最後通告ではないと主張した。

  プーチン氏は21日、ロシア国防省で高官らに対し、米国とその同盟国は「ロシアに後退する余地はどこにもないことを理解する必要がある」と発言。ウクライナにNATOのミサイルが配備されればモスクワを数分以内に攻撃できるため容認できないとし、ロシアにとっては「玄関口」だと語った。

  ロシアはNATOの「非友好的な措置には、適切な軍事的・技術的な対応をとり、厳しく対処する」と言明しつつ、兵器の配備と見なす段階について詳しくは述べなかった。一方で「軍事衝突や流血の事態はロシアが望んでいる展開では全くない」とし、「政治的・外交的な手段による問題の解決を希望している」と続けた。

  ロシアは先週、新たな安全保障条約に関する提案の一部として、NATOに1997年の状態へと駐留軍を後退させるよう要求した。これは、NATOが東欧の旧ソ連諸国の加盟を認めて勢力を拡大する以前の状態を意味する。

ロシア、NATOに東欧から軍撤退と勢力拡大停止を公然と要求

  プーチン氏は、米国がロシアの提案を協議する用意があるという「シグナル」はあると指摘。一方で米国が交渉をこうちゃく状態に持ち込もうとするリスクもあると語った。

  米国は簡単に約束をほごにするため、同国が提案する安全保障上の保証については信用できないとプーチン氏は主張。それでも、口約束よりは「明確な」書面による保証の方がいいだろうと述べた。

原題:

Putin Warns He’ll Deploy Military to Counter NATO ‘Threat’ (1)(抜粋)

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