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押し目買いトレーダーに警鐘、米株ETFに300億ドル流入後に続落

  • 先週の米株ETF資金流入、3月以降で最大-ブルームバーグ集計
  • 20日に米株続落、マンチン上院議員が税制・支出パッケージ支持せず

押し目買いは事実上、2021年の相場下落局面の全てで報われてきたが、ここへきて大きな逆風に直面した。

  S&P500種株価指数は20日に続落し、過去1カ月で2回目の2営業日連続の1%超下落となった。1%の下落が68%の確率で翌営業日に取り戻されていた今年の流れが失われた

  反発を想定している投資家を動揺させるとともに、強気派への新たな警鐘だ。先週はS&P500種が5営業日中4営業日で下落したが、投資家は米株に投資する上場投資信託(ETF)に3月以降で最大となる300億ドル(約3兆4100億円)を投じた。ブルームバーグがデータを集計した。

  しかし20日にはマンチン上院議員がバイデン大統領の税制・支出パッケージに不支持を表明したことが、連邦準備制度のタカ派姿勢や新型コロナウイルスのオミクロン変異株の拡大などの懸念に加わり、株価は続落した。

Back-to-back big down days are getting more frequent
 
 

  S&P500種がチャート分析で広く注目される水準で下げ止まれば、年末の株高パターンが繰り返されると期待する強気派を落ち着かせるだろうが、同指数が年初来20%上昇した中で不透明な経済見通しを踏まえ多くのトレーダーが利益確定に動く可能性もある。

  クロスマーク・グローバル・インベストメンツのボブ・ドール最高投資責任者はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「市場は大幅上昇の後に一服しようとしている。相場は疲弊している」と指摘。米金融政策について、そのペースはともかく当局は刺激策を引き揚げようとしており、「市場の最良の友から、最終的には敵になろうとしている」とコメントした。

 

原題:

Traders Sent $30 Billion Into the Dip and This Time Got Bruised(抜粋)

 

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