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Photographer: Akio Kon/Bloomberg
Cojp

マイクロソフトとテスラ、ESGテーマのファンド好成績に寄与

  • 32年前設定のフィデリティのファンド、今年これまでのリターン24%
  • マイクロソフトとテスラが運用資産全体の25%余りを占める

環境・社会を投資テーマとする新たなファンドや便宜的に名称変更したファンドに、何千億ドルもの資金が流入する現在、サステナビリティ―に的を絞ったものの中で今年の成績がトップクラスのファンドは、30年以上前に設定されていた。

  このミューチュアルファンドは米フィデリティ・インベストメンツが1989年に開始したフィデリティ・エンバイロメント&オルタナティブ・エナジー・ファンドで、今年これまでのリターンが24%。組み入れ上位のマイクロソフトテスラ株が寄与した。

  運用資産8億7500万ドル(約995億円)の同ファンドは水関連インフラ、廃棄物、リサイクル技術、再生エネルギー、環境汚染防止の分野に重点的に投資する。

  ブルームバーグ集計の最新データによると、保有銘柄にはヴェスタス・ウィンド・システムズやネクステラ・エナジーなど再生エネルギー大手も含まれるが、マイクロソフトとテスラが運用資産全体の25%余りを占める。両社は年初から先週末までの株価上昇率がそれぞれ46%、32%と、S&P500種株価指数を上回っている。

  同ファンドの共同運用担当者、 アッシャー・アノリック氏は電話インタビューでテスラについて、化石燃料集中型の産業を環境により優しい未来に向かって動かしている「ビジョンのある企業」だと評した。またマイクロソフトのクラウドコンピューティングのプラットフォームは従来型オフィスが扱っていた業務から企業を解放し、温室効果ガス排出量の面でより効率的になることを手助けしているという。 

  「われわれが設定している基準には、ESG(環境・社会・企業統治)評価が高いIT企業というだけでは該当しない。企業が実施していることと、われわれが根本的に解決を目指している問題との間に明確な関連性が必要だ」と語った。

  モーニングスターのデータによると、マイクロソフトやテスラのほか、アップルアマゾン・ドット・コムエヌビディアは11月末時点で、パフォーマンス年初来トップ10のサステナビリティ―・ファンドのうち7本で保有されている。

原題:

Microsoft, Tesla Fuel ESG Gains for 32-Year-Old Fidelity Fund(抜粋)

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