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トルコ・リラ相場、「クレディビリティー」次第か-歴史的反発後

  • リラは17日の終値から約24%高で20日の取引を終えた
  • 1営業日の上げとしては1983年以来の大きさ
Recep Tayyip Erdogan, Turkey's president, departs after a news conference at the Group of 20 (G-20) summit in Rome, Italy, on Sunday, Oct. 31, 2021. 

Recep Tayyip Erdogan, Turkey's president, departs after a news conference at the Group of 20 (G-20) summit in Rome, Italy, on Sunday, Oct. 31, 2021. 

Photographer: Alessia Pierdomenico/Bloomberg

トルコ・リラは20日、対ドルで過去最安値を更新した後、数十年ぶりとなる大幅な上げに転じた。エルドアン大統領がハードカレンシーに対するリラの下げが銀行の約束する金利を上回る場合、リラ建て預金者が被る損失を政府が補償すると表明したためだ。

トルコ大統領が異例の措置、預金者に為替変動の損失補償-リラ急反発

  リラは17日の終値から約24%高で20日の取引を終えた。ブルームバーグのデータによると、1営業日の上げとしては1983年以来の大きさとなった。

The lira rebounded from a record low
 
 

  ウェルズ・ファーゴの通貨ストラテジスト、ブレンダン・マッケンナ氏(ニューヨーク在勤)は大統領の発表について、リラ相場の助けにはなり得るが「クレディビリティーの問題であり、政策が実際に行われると預金者が信じるかどうか次第だと思う」と述べ、「トルコの機関は大きな信頼性を得ていないというのが現状で、預金者を味方にするのは難しい課題かもしれない」と指摘した。

  格付け会社のS&Pグローバル・レーティングとフィッチ・レーティングスは最近、リラの下落を理由にトルコの格付け見通しを「ネガティブ(弱含み)」に引き下げている。

トルコの格付け見通し「弱含み」に変更、格付け据え置き-S&P

  オアンダのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は顧客向けリポートで、リラの「歴史的反発」だとしながらも、「トルコが非正統的な金融政策を放棄するまで、一部のトレーダーがリラのリバウンドを弱めるだろう」との見方を示した。

原題:Turkish Lira Surges Most in Decades on Erdogan Rescue Plan (1) (抜粋)

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