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【欧州市況】株続落、ロックダウンリスクを意識-債券も下落

20日の欧州株は続落。ストックス欧州600指数は過去3週間余りで最大の下げとなった。新型コロナウイルスのオミクロン変異株が急激な感染拡大を続ける中で、ロックダウン(都市封鎖)や渡航制限が再導入されるリスクが懸念された。

  同指数は1.4%安で終えた。一時は2.6%安まで下げたが、モデルナがブースター接種でオミクロン株に対する中和抗体の増加を発表すると、下げを縮めた。コモディティー価格の下落につれて鉱業やエネルギー銘柄は軟調。自動車株は大きく売られた。

  ジョンソン英首相は与党内の反対があるにもかかわらずクリスマスを前に新たな制限措置の導入を協議している。ロックダウンが再び導入されるリスクは高まっており、18日にはオランダが少なくとも1月14日まで完全なロックダウンに入ると発表。その他の欧州主要国でもコロナ対策の制限措置強化が検討されている。

 

European stocks retreat further from record on omicron, lockdown fears
 
 

 

  欧州債相場は朝方に上昇していたものの、下げに転じた。モデルナがブースター接種の効果を発表した後に地合いが変化し、イタリア債を中心に下落した。ドイツがクリスマス後の行動制限強化を検討するなど、新型コロナ対策の行動制限を巡る展開が引き続き注目されている。

  ドイツ連邦銀行(中央銀行)次期総裁にはヨアヒム・ナーゲル氏が指名された。同氏は前任のワイトマン総裁に近いタカ派的な見解を持つため、欧州中央銀行(ECB)政策委員会内のバランスが「大きく変わる」公算は小さいと、ブルームバーグ・エコノミクスはみている。

主要国債の利回り 
ドイツ10年債利回りは1bp上昇してマイナス0.37%
イタリア10年債利回りは4bp上昇して0.93%
フランス10年債利回りは1bp上昇してマイナス0.02%
英10年債利回りは1bp上昇して0.77%

ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)

 

原題:

European Stocks Decline on Lockdown Risks From Omicron’s Spread(抜粋)

Euro-Area Bonds Reverse Gains as Moderna News Offsets Risk-Off(抜粋)

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