コンテンツにスキップする

オラクル、医療情報技術のサーナー買収発表-3兆円超の大型案件

更新日時
Signage is displayed outside the Oracle Corp. headquarters campus in Redwood City, California, U.S., on Tuesday, Aug. 18, 2020. 

Signage is displayed outside the Oracle Corp. headquarters campus in Redwood City, California, U.S., on Tuesday, Aug. 18, 2020. 

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

米ソフトウエア大手オラクルは、電子カルテなどを提供する米医療情報技術会社サーナーを約283億ドル(約3兆2110億円)で買収することで同社と合意した。医療業界の大規模な顧客ベースをオラクルのクラウド事業やデータベースビジネスに取り込む。

  買収は全額現金で行われ、オラクルにとっては過去最大の案件となる。両社の20日発表によれば、オラクルはサーナー1株に対し95ドルを支払う。これは買収交渉が最初に報じられた16日の終値を20%上回る水準。20日の米株式市場でオラクルの株価は一時4%下落。重要ニュース発表前として売買が一時停止されていたサーナーの株式は、売買再開後に約1%高で推移している。

  オラクルのサフラ・カッツ最高経営責任者(CEO)は今回の買収について、調整後ベースで「直ちにオラクルの業績拡大につながる」とし、「買収完了から2会計年度以降の利益に著しく」寄与すると説明した。両社によれば、買収は来年に完了する見通し。

  売上高で第2位のソフトウエアメーカーであるオラクルは、レガシーデータベース製品で知られ、ここ数年はクラウドコンピューティングの分野で米アマゾン・ドット・コムや米マイクロソフトなどに大きく後れを取り、地歩を固めるのに苦闘している。オラクルはサーナー買収により、ヘルスケア業界向けのテクノロジー分野で大きな足がかりを得る。市場調査会社IDCによれば、ヘルスケア業界は2023年までにクラウドインフラやソフトウエアに158億ドルを費やす見込みだ。

  サーナーの売上高は2020年に55億1000万ドル。今年は5%増の58億ドルと予想されている。ミズーリ州ノースカンザスシティーに本社を置く同社は、約2万3000人を雇用する。

原題:Oracle to Buy Cerner for $28.3 Billion in Bold Move on Health(抜粋)

 

(第2段落に一部追記、3段落以降を追加し、更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE