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ヘッジファンド、円ショートを縮小-リスクオフや年末の流動性を意識

ヘッジファンドは円に対するショートポジションを9カ月ぶりの水準に減らした。 米国の金利上昇と新型コロナウイルスのオミクロン変異株を巡る不安が逃避先通貨としての需要を復活させた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、レバレッジド投資家は円のショートポジションを6週連続で減らし、ネットショートポジションは14日までに2万3031枚と3月以降で最も少なくなった。先週の連邦公開市場委員会(FOMC)のタカ派トーンとオミクロン株対策に伴う世界的な制限強化が背景にある。

  JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバルマーケットストラテジスト、ケリー・クレイグ氏(メルボルン在勤)は、「円のバリュエーションはかなり低くなっており、オミクロン株により感染状況が悪化するリスクを考えると、円高は理にかなっている」と指摘。「さらなるリスクオフの動きが続くとすれば、年末にかけて円がさらに恩恵を受けると考えるのは合理的だろう」との見方を示した。

Leveraged funds pare yen shorts to least since March
 
 

  円は10月末以降、主要10通貨の中で最良のパフォーマンスとなっているが、それでも年初来では対ドルでなお約9%下落している。

  三井住友DSアセットマネジメントによると、年末の流動性への懸念が一時的に円を押し上げている可能性がある。山崎慧シニアファンドマネジャーは、年末年始を過ぎればネットショートポジション設定の動きが再開する可能性が高いと分析した。

 

原題:

Hedge Funds Are Returning to Yen on Angst at Fed Rates, Omicron(抜粋)

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