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中国、1年物ローンプライムレート下げ-不動産で打撃の景気支援

更新日時
  • 1年物を3.8%に設定、従来3.85%-5年物は4.65%に据え置き
  • 当局は利下げの可能性にますますオープンとの見方を裏付け-ANZ

中国人民銀行(中央銀行)は20日、新規貸出金利の指標となるローンプライムレート(LPR)の1年物を3.8%に引き下げると発表した。引き下げは昨年4月以来で、従来は3.85%だった。不動産低迷や新型コロナウイルスの散発的な感染拡大による影響を受ける景気を下支えする。

  住宅ローン金利で参照される5年物は4.65%に据え置かれた。人民銀は今月に入り預金準備率を引き下げ、銀行に1兆2000億元(約21兆4000億円)に上る低利の長期資金をもたらしていた。

中国、預金準備率を0.5ポイント引き下げ-景気減速に対応

Main interest rate for loans cut to help economy
 
 

  20日の中国株式市場で、CSI300不動産指数は上海時間午前9時49分(日本時間同10時49分)までに一時2.1%上昇した。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の中国担当シニアストラテジスト、邢兆鵬氏は「中国経済への逆風が迫る中で当局が利下げの可能性にますますオープンになっているとのわれわれの見方を今回の引き下げは裏付けている」と指摘。不動産セクターの信用リスクが増す中で、来年の早い時期に預金準備率の追加引き下げが行われるとの見通しを示した。

  華興証券香港のマクロ・戦略調査責任者、龐溟氏によると、今年2回の預金準備率引き下げで銀行の年間資本コストが計280億元相当引き下げられており、規模としてはLPRを下げるのに十分だった。

原題:Chinese Banks Cut Borrowing Cost For First Time In 20 Months (1)China’s 1-Year Loan Prime Rate Cut by 5 Basis Points to 3.8%(抜粋)

 

(市場関係者のコメントなどを追加し更新します)
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