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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
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米国株3日続落、オミクロンとマンチン議員で投資家心理悪化

更新日時

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週明け20日の米株式相場は3営業日続落。バイデン米政権の税制・支出法案成立を巡る不透明感や、新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染急拡大に対する懸念で、投資家心理が悪化した。トレーダーの間からは、クリスマス休暇を控えた薄商いで値動きが増幅されたとの指摘も聞かれた。

年明け早期に税制・支出法案採決とシューマー氏-マンチン議員反対でも

  S&P500種株価指数の構成銘柄では、金融株や素材関連銘柄が特に売られた。

  • 米国株は3日続落、金融や素材の下げ目立つ
  • 米国債は長めの年限に売り-10年債利回り1.43%
  • リスク敏感通貨が軟調、ドル・円は113円台後半
  • NY原油先物は3.7%安、今月最大の下げ
  • 金スポット下落、先物は0.6%安

  S&P500種は前週末比1.1%安の4568.02。ダウ工業株30種平均は433.28ドル(1.2%)安の34932.16ドル。ナスダック総合指数は1.2%低下。

  インフラストラクチャー・キャピタル・マネジメントのジェイ・ハットフィールド最高経営責任者(CEO)は「今の市場には2つの力学が働いているようだ。恐らく最も重要なのは流動性がすぐにも低下するという状況だ」と指摘。「それに加えてオミクロン株を巡る懸念がある」と述べた。

  米民主党のマンチン上院議員が前日、バイデン政権の経済施策の中核を占める2兆ドル(約227兆円)規模の税制・支出法案を支持しないと表明したことを受け、ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストは米国の経済成長率予想を引き下げた

  米国債市場では年限が短めの国債が堅調だった一方、長めの年限が下落。20年債入札を翌日に控えて利回り曲線スティープ化の動きが見られた。ニューヨーク時間午後4時35分現在、10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し1.43%。

  外国為替市場ではリスクに敏感な通貨が軟調。資源国通貨が下落した。オミクロン変異株の感染拡大が経済成長に及ぼす影響が懸念されている。ブルームバーグ商品指数は約3週間ぶりの大幅安を記録した。

  一方、スイス・フランが対ドルで上昇。オミクロン変異株や米税制・支出法案を巡る懸念を受けて逃避通貨が買われる展開だった。

  ニューヨーク時間午後4時36分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。ドルは対円では0.1%未満の上昇で、1ドル=113円65銭。一時0.3%下げる場面もあった。ユーロは対ドルで0.3%高の1ユーロ=1.1277ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続落。一日の下落率としては今月最大となった。オミクロン変異株の感染急拡大に対する懸念の強まりや、バイデン政権が目指す税制・支出法案の成立見通しに陰りが生じている状況が嫌気された。

マンチン議員、米税制・支出案支持する条件を説明-規模縮小など (1)

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は、2.63ドル(3.7%)安の1バレル=68.23ドルで引けた。1月限はこの日が最終取引日。2月限は2.11ドル安の68.61ドル。ロンドンICEの北海ブレント2月限は2ドル下げて71.52ドルで終了した。

  金スポット相場は下落。ニューヨーク時間午後3時4分現在、0.4%安の1オンス=1790.24ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.6%安の1794.60ドルで終えた。

原題:S&P 500 Has Biggest Three-Day Drop Since September: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Mixed, Curve Steepens Ahead of 20-Year Bond Auction(抜粋)

Commodity-Linked Currencies Slip With Risk Appetite: Inside G-10(抜粋)

Oil Caps Biggest Selloff of Month on Virus, Manchin Fallout(抜粋)

Base Metals Drop as Omicron Fears Outweigh Other Positive Signs(抜粋)

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