コンテンツにスキップする

サマーズ氏、インフレ「一過性」がFRBの本音-踏み込んだ対応促す

  • インフレ大きく弱めるような規模で経済に制約与えていないと主張
  • 家賃急騰や過熱する労働市場、サプライチェーン問題が物価上昇要因

 サマーズ元米財務長官は米連邦公開市場委員会(FOMC)の今週のタカ派寄りの決定について、インフレ高進への迅速対応はまだ不十分だとし、物価上昇が自然に大きく鈍化するとFOMCメンバーらは引き続き信じて行動しているようだと指摘した。

  ブルームバーグテレビジョンの番組でサマーズ氏は「本音を考えれば、インフレはかなり一過性であると彼らはまだ信じているのだろう」と発言。「インフレを非常に大きく弱めると期待される規模で経済に制約を与えることを彼らはやっていない」と付け加えた。インフレ率が現在の数十年ぶりの高水準から目標の2%に向かい、失業率は3.5%に低下するとのFOMCメンバーらの最新の経済予測にも言及した。

FOMC、テーパリングを2倍に加速-22年の3回利上げを示唆 

ブルームバーグテレビジョンの番組に出演したサマーズ元米財務長官
Source: Bloomberg

 

  サマーズ氏は家賃の急騰が来年に入ってもインフレ圧力を強める要因になるとの持論を引き続き展開。過熱した労働市場とサプライチェーンで新たなボトルネックが発生する見通しも物価の押し上げ要因に挙げた。

  「『一過性』という言葉は隠したものの、インフレが自然に解消されるという概念はなくなっていない」と、サマーズ氏は述べた。

パウエル議長「一過性」の表現撤回-早期利上げの可能性に道開く

原題:

Summers Says Fed Still ‘Transitory’ on Inflation, Under Surface(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE