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米国債5年物の利回りが低下、2023年の積極的な米利上げに懐疑的

  • 金利先物は2023年の利上げ予想をリプライス
  • 5年債利回りは1.17%に低下、15日のFOMC後は1.30%付近

2-5年物の米国債利回りが16日に低下した。短期金利先物は2023年の米利上げ予想の後退を示した。

  5年債利回りは約8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し1.17%弱を付けた。15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定が22年と23年に3回ずつの利上げ見通しを示した後は1.30%近くに上昇していた。欧州時間16日朝方に低下した後に一時はイングランド銀行(英中央銀行)の予想外の利上げを受けて上昇する場面もあったが、結局は低下した。

  クレディ・アグリコルの米国金利戦略責任者、アレックス・リー氏によれば、これは中銀が利上げを開始するのが早ければ早いほど、最終的な利上げ幅は小さくなるとの見方を反映している。米当局は19年6月以来、長期的に適切な政策金利水準を2.5%としている。

  リー氏は「連邦準備制度が早い段階で積極的になればなるほど、引き締めサイクルは短くなるとの見方を市場は示している。ターミナルレートの行方について、市場は当局ほど楽観的でない」と話した。

  英中銀の16日の利上げも同様の見方を引き起こしたもようだ。フォワード市場は英国の政策金利が約1年6カ月後に1.125%でピークになり、その後の1年半で約30bp低下するとの見通しを示している。

  米金利先物市場では23年の利上げ観測が後退、22年の3回利上げ確率も低下した。24年期限のユーロドル金利先物は一時12bp低下し、オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)が織り込む来年末までの利上げ幅は約67bpと15日終値の約70bpから縮小した。

原題:

Five-Year Treasury Yields Slump in Rejection of Fed 2023 Outlook(抜粋)

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