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【債券週間展望】長期金利に低下圧力、中銀会合終え米債高や好需給で

12月第4週(20日-24日)の債券市場では長期金利に低下圧力がかかると予想されている。主要国の中央銀行の金融政策決定会合を終えて米欧の債券相場が落ち着いていることや、債券需給の改善が続くとの見通しが背景にある。

市場参加者の見方

◎野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジスト

  • 米欧の中央銀行会合を終えて米長期金利が低下しており、国内債券相場にとっては良い流れになっている
  • 米欧の中銀がタカ派化する中で株価が不安定になっており、クリスマス休暇で商いが薄く下げ幅が大きくなる可能性がある。その場合はさらに金利低下圧力が加わることも
  • 政府が来年度の新規国債発行額を30兆円台とする方針との報道は債券市場はポジティブに働こう
  • 長期金利の予想レンジは0.02%~0.05%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 日本銀行の金融緩和姿勢に大きな変化はなく、金融緩和の長期化見通しを背景に投資家は押し目買いを続けており、国債利回りの大幅な上昇は見込みづらい
  • 21日と24日に日銀の国債買い入れオペがあり、債券市場の足元の需給環境は良好だろう
  • 積極的な現物債売りは見込みづらく、国内債券相場の下値不安は引き続き小さい
  • 長期金利の予想レンジは0.03%~0.05%
新発10年物国債利回り
 
 

国債入札予定

 対象発行予定額
23日

流動性供給入札

(残存期間15.5年超39年未満)

5000億円程度

 

日銀買い入れ予定

 対象年限買い入れ予定額
21日1-3年4500億円
 3ー5年4500億円
 5-10年4250億円
24日3-5年4500億円
 5-10年4250億円

主な材料

  • 20日:中国人民銀行(中央銀行)が新規貸出金利の指標となるローンプライムレート(LPR)を発表
  • 23日:日銀の黒田東彦総裁が経団連審議員会で講演
  • 24日:11月の全国消費者物価指数(CPI)
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