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CDC、ファイザーかモデルナ製の使用を勧告-J&J製に血栓リスク

更新日時
  • FDAはJ&J製のファクトシートに血栓症リスクを追加する修正
  • TTS発症のリスクは30-49歳の女性が最も高い

米疾病対策センター(CDC)は16日、新型コロナウイルス感染予防で成人の接種に使うワクチンとして、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の製品よりも、モデルナとファイザーのメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの方が望ましいと勧告した。J&Jのワクチンは、まれながらも深刻な血栓を引き起こすリスクが指摘されている。

  CDCの「予防接種の実施に関する諮問委員会(ACIP)」は同日の会合で、この勧告を委員15人の全会一致で支持。CDCのワレンスキー所長がこれを承認した。

  米食品医薬品局(FDA)は14日、J&Jのワクチンに関するファクトシートに、血小板減少症を伴う血栓症(TTS)のリスクを追加する修正を発表していた。

  オミクロン変異株が世界中に拡散しているため、ワクチンおよびブースター(追加免疫)接種の重要性は増している。米国では依然としてデルタ株が主流だが、オミクロン株は33州で検出されている。

  ワクチン接種によるTTSのリスクは以前考えられていたより高い可能性がある。会合で示された資料によれば、J&J製ワクチンの接種を受けた女性のTTS発症は、12月初旬時点で100万人当たり5.84人。6月半ば時点では4.85人だった。

  CDCのコロナワクチン安全性タスクフォースのアイザック・シー氏のプレゼンテーション資料によると、死亡につながる恐れもあるTTSのリスクは30-49歳の女性が最も高い。

  米国でこれまでに行われたワクチン接種の大半はファイザーあるいはモデルナのmRNAワクチン。CDCのデータによると、4億8800万回のワクチン接種のうち、J&J製は約1700万回と全体の3%にすぎない。これまでにJ&J製のブースター接種は約88万回実施されている。

原題:CDC Backs Pfizer, Moderna Covid Vaccines Over J&J’s Shot(抜粋)

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