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Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg
Cojp

米、対ロシア制裁の準備をEUに求める-エネルギーや銀行が対象

更新日時
  • 制裁の選択肢での一致がロシアへの強いシグナルになると米は判断
  • ウクライナ国境付近に結集のロシア軍部隊に撤退の兆し見られず

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バイデン米政権は欧州連合(EU)の同盟各国に対し、ロシアがウクライナを攻撃した場合にロシアの銀行やエネルギー企業に対して米国とともに科す幅広い制裁について、最終決定するよう働き掛けている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  ロシアのプーチン大統領がウクライナ国境付近に集結した多数の軍部隊を撤退させる兆しがないことで緊急性が増している。米国は具体的な制裁の選択肢について一致することが、プーチン氏に強いシグナルを送ると考えている。

  米ロ首脳がオンライン形式の会談でウクライナ問題について協議してから1週間余りたっている。

バイデン氏、ウクライナ侵攻なら強力に対応とプーチン氏に警告 

  米国と英国、ドイツ、フランス、イタリア、EUとの間で行われた協議について詳しい複数の関係者によると、ロシアによる国債借り換えの能力をさらに制限する措置や、通貨の交換を含むロシア主要銀行の銀行間業務への制限、エネルギー・国防分野の企業への追加制裁、国際銀行間通信協会(SWIFT)など国際取引ネットワークからロシアを締め出すことなどが検討されている。

  実施されれば、ロシア債券市場を混乱させ、銀行業務や国境をまたぐファイナンス、貿易などが阻害されるほか、エネルギー・国防企業の取引や輸出、資金調達も制限される。ロシアおよび世界の石油・ガスなどの商品市場にも影響が及ぶ可能性がある。

  EU諸国は制裁措置の概要のとりまとめを急ぎ過ぎれば、外交を通じた危機打開の取り組みを損ないかねないとしているが、米国はロシアの行動を抑止する措置が確かなものだと受け止められるには準備が必要だと考えていると、双方の見解に詳しい関係者は述べた。

原題:U.S. Pushes EU to Ready Russia Sanctions on Energy and Banks (1)(抜粋)

(検討中の制裁の選択肢などを追加して更新します)
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