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英中銀、予想外の利上げ-新型コロナの影響よりインフレを重視

  • エコノミストの大半は据え置きを予想していた
  • インフレ率は4月に6%前後でピーク付ける見込み
A British Union flag above the Bank of England in the City of London, U.K.

A British Union flag above the Bank of England in the City of London, U.K.

Photographer: Hollie Adams/Bloomberg

イングランド銀行(英中央銀行)は16日、予想外の利上げを発表した。新型コロナウイルスのオミクロン変異株が経済に与える脅威より、インフレとの闘いを重視した。新型コロナ禍後の利上げは主要7カ国(G7)で初めて。

  ベイリー総裁率いる金融政策委員会(MPC)は政策金利を0.15ポイント引き上げ0.25%とすることを8対1で決定。テンレイロ委員が唯一の反対票を投じた。当局者らは、インフレ率が4月に6%前後でピークに達するとの見通しを示し、「緩やかな」引き締めが必要になる可能性が高いとの認識を示した。

Inflation Surge

BOE hikes rates with price gains at highest in a decade

Source: ONS

  ポンドは発表後に一時0.8%高となり、10年物英国債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。

  市場は来年2月の0.2ポイント追加利上げを織り込んだ。同会合で政策金利が0.5%となる確率80%を示唆する。その場合、中銀は量的緩和(QE)によって購入した債券の満期償還金の再投資を直ちに停止することができる。

   今回の会合について、エコノミストの大半は据え置きを予想。市場は利上げ確率約40%を織り込んでいた。11月の据え置きに続き、予想外の結果となった。

  利上げは物価急上昇がもたらす脅威への対応。英国の11月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は、中銀目標(2%)を大きく上回る前年同月比5.1%に達していた。

  それでも、感染力の強いオミクロン株により1日当たりの感染者数がパンデミック(世界的大流行)以降で最多となる中での利上げ決定は予想外だった。

英国で新型コロナ感染者が急増、1日で7.8万人超と過去最悪 (1)

U.K. Hike

BOE raises its benchmark to 0.25%

Note: Mapped data show change in interest rates in basis points since the start of the year. Net change for economies with both hikes and cuts

原題:BOE Surprises With First Hike in Crisis to Curb Inflation (2)、、BOE Surprises With First Hike in Crisis to Curb Inflation (1)(抜粋)

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