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トルコ中銀が連続利下げ、緩和終了-大統領は最低賃金5割引上げ

更新日時
  • 1週間物レポ金利14%、利下げ可能な「限られた余地の利用は完了」
  • エルドアン大統領、最低賃金を来年50%引き上げると発表

トルコ中央銀行は16日、4カ月連続となる利下げを発表した。インフレ見通しの悪化と通貨リラの度重なる最安値更新にもかかわらず、エルドアン大統領の意向に沿って利下げを継続した。

  金融政策委員会は1週間物レポ金利を1ポイント引き下げ14%とした。ブルームバーグがまとめたエコノミスト22人の予想中央値と一致した。22人中21人が利下げを予想、1人が据え置きを見込んでいた。

  中銀は声明で、1ポイントの金利引き下げで利下げ可能な「限られた余地の利用は完了」したとの認識を示した。最近の政策決定の累積的効果を2022年1-3月(第1四半期)を通じて監視するとも表明した。

  9月以降の利下げ幅は5ポイントとなった。リラは最安値更新を繰り返しており、16日には1ドル=15リラを初めて下回った。

  中銀の発表後には一時5.7%安の15.6583リラとなり、イスタンブール時間午後5時5分時点は4.5%安。

 

The lira's slide kept Turkey's inflation in double digits since late 2019
 
 

 

  またエルドアン大統領は、生活コストの上昇を相殺する一助として来年の最低賃金を50%引き上げると発表した。大統領はテレビ放映された会見で、最低給与は手取額で月4250リラ(約3万1100円)と、今年の2826リラから増額されると語った。

  今年の最低賃金は年初に380ドルに相当したが、リラが50%余り下落したため現時点では180ドル程度でしかない。トルコ社会保障機構(SGK)によると、国内労働者の40%以上が最低賃金で働く。

  エルドアン大統領は「最低賃金は5割増しと、過去50年で最大の賃上げだ」と述べ、「労働者が物価高に押しつぶされないようにするための政府の決意と言えよう」と説明した。

  

原題:Turkey Vows to End Rate Cuts After Fourth Straight Reduction (4)Turkey Raises Minimum Wage Sharply to Offset Higher Prices (1)(抜粋)

 

(最終2段落を加えます)
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