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世界の債務は昨年過去最大の226兆ドル、利上げ局面でリスク-IMF

  • 世界債務の対GDP比率は256%に急上昇-景気刺激策と成長鈍化で
  • 金利上昇の中、債務の持続可能性を巡る懸念は拡大しかねない

国際通貨基金(IMF)は15日、世界の債務が2020年に226兆ドル(約2京5800兆円)と過去最大に膨れ上がり、金利上昇の中でその持続可能性を巡り懸念が高まりつつあると指摘した。

  予想より速いペースでの利上げは債務負担の重い国・地域に圧力となり、政府や企業に債務と支出の削減を強いて、経済成長を阻害しかねないとIMFの担当者はリポートで分析した。

  世界の国内総生産(GDP)に対する債務の比率は256%と28ポイント上昇し、年間の伸び率として第二次大戦後最大となった。IMFが同基金の最新の世界債務に関するデータを基に発表した。

IMF Fiscal Monitor Press Briefing
ビトル・ガスパール氏
 

  ビトル・ガスパール氏を中心とするIMFの担当者は「世界で金利が予想より速いペースで上昇し成長が低迷すれば、リスクは拡大する。公的部門と民間部門が同時にレバレッジ解消を迫られた場合、成長の見通しは暗くなる」と記した。

  先進国では昨年、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に対応した巨大な景気対策で公的債務が急増。新興国や低所得国では名目GDPの大幅な落ち込みで債務比率が上昇したとIMFの調査担当者は説明した。また、昨年は中国だけで世界債務増加の26%を占めたという。

原題:Record $226 Trillion Global Debt at Risk as Rates Rise, IMF Says(抜粋)

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