コンテンツにスキップする
Photographer: Samuel Corum/Bloomberg
Cojp

パウエル氏、タカ派転換のタイミングと再指名発表との関連性否定

  • バイデン大統領による発表の前にテーパリング加速の必要性判断
  • 「正直なところそれとは全く関係ない」と記者会見で強調

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、金融当局が先月開催した前回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で政策運営姿勢のタカ派転換を見送ったのはバイデン大統領による自身の再指名まで待ったためだとする見方について、「正直なところそれとは全く関係ない」と述べ、全面的に否定した。

  パウエル議長は15日のFOMC会合終了後の記者会見で、10月の雇用統計や7-9月(第3四半期)の雇用コスト指数(ECI)の力強い数値に加え、1990年以来の大幅上昇となった10月の消費者物価指数(CPI)を受けて、CPI発表後の「週末に資産購入のテーパリング(段階的縮小)加速の必要があると認識し、当局としてそのための作業に着手した」と説明した。

関連記事
Fed Chair Powell Holds Virtual News Conference Following FOMC Rate Decision
パウエルFRB議長
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  テーパリング加速が妥当だと自身が結論に至った具体的な時期について、バイデン大統領による再指名の発表の10日前だったと、パウエル議長はコメント。自分以外の金融当局者の一部がテーパリング加速について公言するようになっており、「偶然の出来事ではない」と話し、10月の雇用統計とCPIの強い内容がテーパリング加速が必要との判断を促したと指摘した。

  FRBのクラリダ副議長とウォラー理事が公の場でテーパリング加速に言及したのは11月19日で、セントルイス連銀のブラード総裁は同じ週の早い時期にテーパリングのペースを速める可能性について論評していた。    

  パウエル議長がテーパリング加速の可能性に初めて公にコメントしたのは11月30日の上院銀行委員会公聴会での証言で、バイデン大統領による再指名発表があった同月22日から1週間余り後だった。

原題:

Powell Rejects Idea Renomination Was Tied to His Hawkish Tilt(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE