コンテンツにスキップする

FOMC後に米大型ハイテク株が反騰、イベント通過で強気戻る

  • FRBはタカ派色強めたがアップルの時価総額は再び3兆ドルに迫る
  • 投資家は事前に資産購入縮小の加速や利上げ前倒しに備えていた

米金融当局が予想よりタカ派姿勢を強めたものの、投資家は15日に大型テクノロジー株を大きく買い進んだ。

  アップルは人気を集め、一時3%近く上昇。時価総額は3兆ドル(約342兆円)の大台まであと約2%に近づいた。マイクロソフトとグーグル親会社アルファベットもこの日の安値から反発し、上場来高値まであと約5%に迫った。テクノロジー株の比重が大きいナスダック100指数は2.4%高と、主要株価指数で最高のパフォーマンス。

FOMC、テーパリングを2倍に加速-22年の3回利上げを示唆 (2)

  連邦公開市場委員会(FOMC)のタカ派寄りの声明に直面しながらもこれらの銘柄が堅調に推移したのは、金利上昇リスクがあっても利益成長の実績のある優良株を求める投資意欲の高まりを浮き彫りにしたと、ボストン・パートナーズのグローバル市場調査ディレクター、マイケル・マレーニー氏は分析。「金利が大幅に上昇しない限り、こうした大型の『FAANG』のような成長株は引き続き大丈夫だろう」と述べ、米10年国債利回りが依然として1.50%を下回っていると指摘。脅威となる水準は2%だとした。

  サスケハナ・インターナショナル・グループのデリバティブ(金融派生商品)戦略共同責任者、クリス・マーフィー氏によれば、市場は事前にFOMCに十分身構えてリスクを一部縮小していたため、「このイベントが終わり市場に多少の強さが見え始めている」という。

  テクノロジー株のバリュエーション(株価評価)は1990年代終盤のインターネット株バブル期以来の水準に上昇したことから、一部の投資家はリスク回避姿勢を取っていた。値がさのテクノロジー株の一部が組み入れられているナスダック総合指数は11月19日のピーク以来1.9%下落した一方、S&P500種株価指数は同期間に0.1%上昇していた。

Nasdaq Composite heavily underperforms S&P 500
 
 

 

原題:

Big Tech Bulls Are Vindicated Even After Fed Pulls the Trigger(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE