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日本株大幅続伸、米FOMC通過で安心感-電機や機械など全業種上げ

更新日時

東京株式相場は大幅続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)が資産購入プログラムの縮小加速などを決定、おおむね想定通りとして重要イベント通過による安心感が強まった。電機や機械、自動車など輸出関連、海運、医薬品をはじめ内外需とも幅広く買われた。

  • TOPIXの終値は前日比28.98ポイント(1.5%)高の2013.08
    • 終値での2000回復は8日以来
  • 日経平均株価は606円60銭(2.1%)高の2万9066円32銭
    • 終値での2万9000円回復は11月25日以来
2000回復
 
 

市場関係者の見方

アセットマネジメントOneの村上尚己シニアエコノミスト

  • インフレを巡る状況が前回FOMC会合とは違うため、バランスシートの縮小など株式市場を不安にさせるような踏み込んだ言及がなかったことで安心感が出た
  • 年内で一番のイベントを受けて米国株がラリーし、年内の最高値更新がありえるかもしれない状況となる中、為替が円安傾向となったこともあって日本株も同じ方向に反応している
  • ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制に大きく変わってしまっている以上、来年の株式市場は厳しくなるかもしれない

野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジスト

  • 今回のFOMCはテーパリング加速、利上げペース、景気見通しのいずれも変更が見込まれて予想の難易度が高かっただけに、1つでも予想とずれると意外感が出ると市場は身構えていた
  • 景気見通しの上方修正と来年・再来年の利上げ各3回ペースの整合性がとれており、イベント通過で市場には安心感が漂った
  • 米金融政策や中国懸念などさまざまなリスクを抱えて流動性も高い日本株は相対的に弱かっただけに、今回の結果を受けてディスカウントが外れてもおかしくない

東証33業種

上昇率上位海運、精密機器、鉱業、電機、医薬品、陸運、機械、保険
下落率上位パルプ・紙

背景

  • FOMC、テーパリングを2倍に加速-22年の3回利上げを示唆
    • 大半が予想していたものよりもタカ派的-市場関係者の見方
  • FOMC後に米大型ハイテク株が反騰、イベント通過で強気戻る
  • きょうのドル・円相場は1ドル=114円10銭台を中心に推移、前日の日本株終値時点は113円73銭
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