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サントリーHD社長:中堅社員の賃上げ検討、一層の業績改善に期待

  • 3回目のワクチン接種進めば、花見や連休での大きな需要も
  • 海外好調に加えて、国内でも11-12月は売上高が伸長

サントリーホールディングスの新浪剛史社長は15日、新型コロナウイルスの感染拡大が足元で落ち着いてきたことを受け、中堅社員などを中心に、来年度賃上げの方向で検討していると、ブルームバーグ・ニュースの取材に答えた。

Closing Day Of World Economic Forum 2019
新浪社長
Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

  新浪氏は、経済の回復を背景に「2020年に比べ21年は業績が良い状況。頑張った社員、中堅社員には報いたい」と述べた。「全般的には上がるという基調」だが、原料高や人件費の上昇などもあり一律のベースアップはしない考えだという。

  岸田文雄首相は11月、成長と分配の好循環を掲げ、22年の春闘では「業績がコロナ前の水準を回復した企業について、3%を超える賃上げを期待する」と発言した。新浪氏は、政府の経済財政諮問会議で民間議員を務めている。

  新浪氏は、足元では外食や旅行への消費需要が「一気に出てきている」とした上で、「ブースター(追加接種)をどれだけ早くできるかで、ペントアップデマンド(繰越需要)がどれだけ勢いづけるか、継続していけるか、これがキー」だと述べた。

  サントリーHDの11-12月業績については、海外が良かったことに加え、国内も売り上げが伸びていると言及。3回目のワクチン接種が進むことで来年の「お花見シーズン、連休に大きな需要が出てくる」と予想した。一方で、リスク要因としてはオミクロン株の拡大や、円安が対ドルで115円を超えて進行することを挙げた。

 

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