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ソフトバンクG出資の米Ezケーター、企業価値が約1820億円に膨らむ

  • ビジョン・ファンド2主導の資金調達ラウンドで1億ドルを集めた
  • 無料の食事提供は最も一般的な社員特典-オフィス復帰促す

法人向けフードサービス事業を手掛ける米Ezケーターの企業価値が約16億ドル(約1820億円)に膨らんだ。同社はソフトバンクグループの「ビジョン・ファンド2」が主導する資金調達ラウンドで1億ドルを集めた。ブルームバーグ・ニュースが確認した資料で分かった。

  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)でオフィスワーカーの働き方が変わり、ボストンに本社を置くEzケーターの顧客基盤にも変化が生じた。2019年に行われた前回の資金調達では、同社は12億ドルの価値と評価されていた。

  共同創業者で最高経営責任者(CEO)のステファニア・マレット氏はインタビューで、ロックダウン(都市封鎖)で事業が急速に悪化し、従業員1000人体制を半分にしなければならなくなり、今年予定していた新規株式公開(IPO)の計画も中止を余儀なくされたと説明。「新型コロナで打撃を被ったが、今回の資金調達はずっと力強い会社になっていることをはっきりと証明している」と述べた。

  同氏によれば、多くの企業で在宅勤務が始まった20年3月、同社の売り上げは1週間で85%減った。その後はヘルスケアや小売り、製造業といった現場で仕事をするいわゆる「エッセンシャルワーカー」を抱える業界に事業の軸足を移したという。

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ステファニア・マレットCEO
 

  Ezケーターのソフトウエアはケータリング会社やレストランから提供される食事を従業員向けに注文するために使われており、マレット氏が「バーチャルカフェテリア」と呼ぶシステムを支える。

  企業が従業員にオフィス復帰を促す中で、無料の食事提供は最も一般的な社員特典だと同氏は指摘。新たに得た資金で事業拡大が可能になるとも語った。また現時点で、IPOは23年までに実施されると見込んでいるという。

原題:SoftBank to Back EzCater at $1.6 Billion Value in Funding Round(抜粋) 

 

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