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サマーズ氏、膨れ上がった金融市場が自然にしぼむリスクある

  • リテール投資家が勢い込めば「通常はトラブルの兆し」
  • 来年中の4回の利上げとその後の追加利上げの公算大と想定

サマーズ元米財務長官は14日、リテール投資家の買いや投資家の熱狂で膨れ上がった「金融市場が自然にしぼむ」リスクがあると警告した。

  サマーズ氏はシンクタンクの米国資本形成評議会(ACCF)のオンラインセミナーで、特に暗号資産(仮想通貨)やいわゆるミーム銘柄、テクノロジー株について「多くの高揚感」があるとした上で、「リテール投資家が非常に勢い込んでいるのは通常、来たるべきトラブルの兆しだ」と説明した。

  同氏はまた、リテール投資家よりも経験が豊富な投資家の行動にも潜在的なトラブルの兆しがあると指摘。「追加のリスクを負うことで利回りを追求する者は多い」とした上で、「投資に極めて精通した寄付基金や年金基金がそのように動いている。これが起きている限り、持続可能にも不可能にもなり得ることを示している」と説明した。

  数カ月前からインフレの高止まりリスクについても警告してきたサマーズ氏は、米金融当局が経済に打撃を与えることなく過度な物価上昇を抑制するのは極めて難しいと発言。金融政策で行動してから経済に影響が表れるまでの時間は長い上に一定していないとして「連邦準備制度のソフトランディング計画は難航するだろう」と述べた。

  また過去にインフレ率が高すぎると明確に示された上で当局が行動したディスインフレの取り組みは全てリセッション(景気後退)につながったと指摘した。

  米当局の資産購入については、住宅ローン担保証券(MBS)購入を直ちにやめ、米国債購入については恐らく「2月末までに」終えるべきだと主張。

  「連邦準備制度はインフレ制御に必要なあらゆることを行うと私は想定しており、それは来年中の4回の利上げとその後の追加利上げを伴うことは十分に可能だ」と語った。

  現在、ハーバード大学教授の同氏は契約に基づきブルームバーグにもコメントを寄せている。

原題:

Summers Warns Markets Are at Risk of a ‘Spontaneous Deflating’(抜粋)

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