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FRB議長とオミクロンに翻弄される市場、水面下で打撃膨らむ

  • ナスダック100指数は13営業日で7回下落している
  • 今年の相場に耐久性あったという考えは完全な真実ではないとの声も

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が資産購入のテーパリング(段階的縮小)加速を示唆して市場を驚かせてから2週間だ。株式トレーダーにとってかじ取りは難しくなった。

  政策の行方と新型コロナウイルスのオミクロン変異株への懸念から市場のボラティリティーは高まった。押し目買いが下落に歯止めをかけているものの、下げ幅は拡大。ナスダック100指数は13営業日で7回下落し、それぞれの下落率は1%を上回った。

  指数には表れていないものの、水面下で打撃は膨らんでいる。デイトレーダーが好む銘柄に投資する上場投資信託(ETF)、ラウンドヒル・ミームETF(ティッカー:MEME)は8日の取引開始以降連日の下げで13%下落。新規株式公開(IPO)銘柄の指数は12月に11%下落した。特別買収目的会社(SPAC)銘柄は8%安。暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1カ月前に付けた過去最高値から30%下落した。

  アルファTrAIのマックス・ゴクマン最高投資責任者は「先週はオミクロンに関するわずかに楽観的なニュースに熱狂して最高値を更新したが、13日には今週の会合で米連邦公開市場委員会(FOMC)がタカ派姿勢を示す可能性が高いことを投資家は思い出した」と話した。

 

 

U.S. equity benchmarks have swung around amid Fed, virus concerns
 
 

 

  チャールズ・シュワブのシニア投資リサーチスペシャリスト、ケビン・ゴードン氏は、「今年の相場に耐久性があったという考えは完全な真実ではない。一皮むいてみれば分かる。われわれは決定的な瞬間に近づいている」と指摘。

  ヌビーンのチーフ投資ストラテジスト、ブライアン・ニック氏は、「米金融当局による引き締めのリスクは11月の生産者物価のような高いインフレ指標が出るたびにさらに厳しくなっていく。さらにオミクロンがあり、こうした全く独立した2つの要素が日々の市場を翻弄(ほんろう)している」と話した。

米生産者物価指数、11月は前年比で過去最大の伸び-予想上回る

 

原題:

Havoc Playing Out Below Surface of Stock Market Bitten by Powell(抜粋)

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