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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Cojp

米国株が続落、FOMC決定控えインフレ懸念再燃-ドル上昇

14日の米株式相場は続落。今年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が待たれる中、インフレ高進を示す経済指標がまた増え、バリュエーションが特に割高となった銘柄の一部が値下がりした。

  • 米国株続落、大型ハイテク銘柄が安い-FOMC決定控え
  • 米国債は反落、10年債利回り1.44%に上昇
  • ドルが上昇、対円で113円台後半-インフレ懸念再燃
  • NY原油は続落、供給過多をIEA指摘-コロナ懸念も重し
  • NY金は反落、PPIでインフレ懸念-FOMC待ち

  新型コロナウイルスの流行後も強固なバランスシートで投資家に評価されてきた大型ハイテク銘柄が、この日は相場全体を押し下げた。11月の米生産者物価指数(PPI)は過去最大の伸びを記録。米消費者と生産者の物価指数がいずれも大幅に上昇したことから、米金融当局が行動を迫られるとの見方が広がり地合いが悪化した。

  ブルームバーグのファンドマネジャー調査では、インフレ高進を抑制しようと中央銀行が政策を性急にシフトすることが来年の世界の株価にとって最大の下押しリスクになるとみられていることが示された。

  S&P500種株価指数は前日比0.8%安の4634.09。ダウ工業株30種平均は106.77ドル(0.3%)安の35544.18ドル。ナスダック総合指数は1.1%低下。

  バーデンス・キャピタル・アドバイザーズのポートフォリオ戦略担当ディレクター、メーガン・ホーネマン氏は、「金融緩和政策が取り除かれるリスクがある場面ではいつも、市場で最も割高な一角で株価が下落する」と指摘した。

  米国債市場ではニューヨーク時間午後4時11分現在、10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.44%。2年債利回りは0.65%を突破した。

  外国為替市場ではドルが上昇。FOMC決定を翌日に控える中、予想を上回る米PPIを受けてインフレ懸念が再燃し、米国債利回りが上昇した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、0.3%上昇して11月下旬以来の高水準となった。ニューヨーク時間午後4時11分現在、ドルは対円で0.2%高の1ドル=113円74銭。ユーロは対ドルで0.2%安の1ユーロ=1.1257ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続落。国際エネルギー機関(IEA)は月報で、世界の石油市場が供給過多に戻ったとの見方を示した。また一部の国・地域がオミクロン株への対応で制限を強化したことも相場を圧迫した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は、前日比56セント(0.8%)安の1バレル=70.73ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は69セント安の73.70ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。米PPIがインフレ懸念をあおり、国債利回りとドルが上昇した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比0.9%安の1オンス=1772.30ドルで終えた。

  トレーダーは資産購入のテーパリング(段階的縮小)ペースや利上げ開始時期の手掛かりを求め、翌日のFOMC政策決定に注目している。ストーンXグループのアナリスト、ローナ・オコネル氏は、全ては「テーパリングや利上げ」次第だとの見方を示した。

原題:Traders Fret About Inflation in Countdown to Fed: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Rises to Two-Week High Amid Inflation Fears: Inside G-10(抜粋)

Oil Slides on Global Surplus as Omicron Stokes Demand Fears(抜粋)

Gold Drops as Bond Yields Climb on Surge in U.S. Producer Prices(抜粋)

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