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J&Jワクチン、オミクロン株に中和見られず-南ア研究所が試験

  • 免疫細胞の刺激など別の方法で一定の保護提供している可能性も
  • 南アのムーア教授、ワクチン接種者の血しょうサンプル使い試験

米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発した新型コロナウイルスワクチンは、オミクロン変異株に対して「検出可能な」中和が認められなかった。南アフリカ共和国のウイルス学者が研究施設での試験結果として明らかにした。

  ウィットウォーターズランド大学のペニー・ムーア教授は、米ファイザーと独ビオンテックのワクチンを2回接種したか、1回接種型のJ&Jワクチンを接種した人の血しょうサンプルを使って試験を実施した。J&Jのワクチンは免疫細胞を刺激するなど、恐らく別の方法でオミクロン株からの防御をある程度提供している様子だと同教授は述べた。

  この試験結果によると、ファイザー製ワクチンの接種者のサンプルでは、抗体に対するウイルスの感応度を示す幾何平均抗体価(GMT)が変異前のコロナウイルスに対しては1419だったのが、オミクロン株に対しては80に低下。J&J製は変異前コロナウイルスに対するGMTが303、オミクロン株に対しては検出できない程度になったという。

  ムーア氏は14日、オンラインで行ったプレゼンテーションで「オミクロン株は実際、抗体から逃れる能力がかなりあることを示している」と説明。「J&Jワクチンについてはもっと不安な状況だ。われわれの検査では、検出可能な中和は見られなかった」と語った。

原題:

 

J&J Shot Shows No Neutralization Against Omicron in Lab Study(抜粋)

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