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JPモルガン、ESG先進企業に投資する新ファンドを欧州で開始へ

  • 新ファンド、EUのSFDR第9条に適合-持続可能性を何より優先
  • AIで世界の約1万3000社をスクリーニング後、アナリストが選別

JPモルガン・チェースの資産運用部門は、気候変動対策で先頭を走る企業への投資を望む顧客を引き付けようと、新たな投資商品を試す。

  JPモルガン・アセット・マネジメントは14日、欧州連合(EU)の「サステナブルファイナンス開示規則(SFDR)」第9条に適合するファンドを開始すると発表した。持続可能性を金銭的なリターンも含め何よりも優先することをファンドマネジャーに求めるカテゴリーが第9条で、新ファンドは「気候変動への解決策に取り組み、その方法を開発する先見性のある企業」を投資対象にすると同社は説明した。

The EU’s ESG disclosure rules force asset managers to divide funds into three main categories: Article 8, for products that promote sustainable goals (often dubbed light green). Article 9, for products that must rank sustainability as their top priority -- even higher than pure financial returns (often dubbed dark green). And Article 6 for products that neither have ESG characteristics nor targets; managers must still disclose ESG risks, if any.

  モーニングスターがまとめたデータによると、欧州でESG(環境・社会・企業統治)問題に取り組むファンドへの資金流入額は7-9月(第3四半期)に25%余り増え、新規資金の流入額全体の半分以上を占めた。第9条適合ファンドと、それよりもESG目標が緩めの第8条適合ファンドの合計資産は9月末時点で3兆3200億ユーロ(約425兆円)に上ったという。

  JPモルガンによると、この新ファンド「気候変動ソリューションズ・ファンド」はロンドンを拠点とするフランチェスコ・コンテ氏とサラ・ベレンダ氏の2人が運用し、再生可能エネルギーや持続可能な建設・運輸、リサイクルなどの業種に資金を投じる。同社は来年、規制当局の承認を得た上で同様の投資戦略に基づく上場投資信託(ETF)を開始する計画もある。

  同社は人工知能(AI)を活用して世界の約1万3000社をスクリーニングした上で、リサーチ部門のアナリストが結果を吟味し、銘柄を選択するという。新ファンドは50社から100社のポートフォリオで運用される見通しだ。

原題:

JPMorgan Opens New Fund in Europe for Hard-Core ESG Clients (2)(抜粋)

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