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来年の株価、最大のリスク要因は中銀動向-ブルームバーグ調査

  • ブルームバーグが世界のファンドマネジャー106人を対象に調査
  • より力強い経済成長は来年の株高要因、「レジリエンスの年」に

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インフレ高進を抑制しようと中央銀行が政策を性急にシフトすることが来年の世界の株価にとって最大の下押しリスクになるとみられている。ブルームバーグ・ニュースが非公式で行ったファンドマネジャー調査で示された。

  コロナ禍後の株高がピークを過ぎた状況で、106人の投資家を対象に今月実施した調査では、この先の成長期待を手掛かりに今年上昇した株をバリュー株がアウトパフォームするとの予測が強まっていることも示された。リスク要因はあるものの、回答者の40%超はより力強い経済成長が来年の主な株高要因になると指摘した。

 

What is the biggest downside risk to your main scenario?

Source: Compiled by Bloomberg News

Note: 106 asset managers participated in the survey between Dec. 3 and Dec. 13

  ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントでファンダメンタル株式の共同責任者を務めるケイティ・コッチ氏は「2021年は回復の年で、22年はレジリエンスの年になるだろう。それはサプライチェーンを立て直すための投資やビジネスのデジタル化、ヘルスケアのイノベーション、さらによりサステナブルな地球を築くといったことだ」と指摘した。

ファンドの現金保有が拡大、逆張りの株買いシグナル-BofA調査

  回答者の過半数は、インフレ加速もしくは物価上昇に対応するための中央銀行の積極的な行動が来年の最大のリスク要因になると指摘したが、株式市場にとっての危険なインフレ水準についての見方にはばらつきがあった。

  大半の回答者は米国の物価上昇率が持続的に年間ベースで3%を上回れば問題になるとしたが、その一方で約2割の回答者はインフレ率が5%超で推移しない限り、株価が基調から外れることはないとの考えを示した。

What level of U.S. inflation could derail stock markets?

Source: Compiled by Bloomberg News

Note: 106 asset managers participated in the survey between Dec. 3 and Dec. 13

 

  株価下落のリスクだけでなく、投資家は明るいサプライズにも備えている。特に現在のコンセンサス以上に底堅い景気がそうだ。

  HSBCアセット・マネジメントのマクロ・投資ストラテジスト、フセイン・メディ氏は「先進国の家計では貯蓄が増え、支出加速があり得るほか、供給不足も総じて予測されているよりも早急に緩和する可能性があることから、成長が予想外に上振れする余地はまだある」と指摘した。

What is the biggest upside risk to your main scenario?

Source: Compiled by Bloomberg

Note: 106 asset managers participated in the survey between Dec. 3 and Dec. 13

 

原題:Fed Policy Is Seen as the Main Risk for Equity Markets Next Year(抜粋) 

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