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ファンドの現金保有が拡大、逆張りの株買いシグナル-BofA調査

  • 12月はディフェンシブ資産へシフトも、完全な弱気派にはならず
  • タカ派的な中銀やインフレ高進が最大のリスクと警戒-調査

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新型コロナウイルスを巡るリスクや相次ぐ中央銀行の金融政策会合を控え、世界のファンドマネジャーは今月に入り現金保有を増やしている。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)が実施した12月のファンドマネジャー調査によれば、投資配分のうち現金が占める比率は11月から14ポイント上昇し、ネットで36%の「オーバーウエート」と、2020年5月以来の高いエクスポージャーとなった。一方で株式の配分は20年10月以来の水準に縮小した。過去の平均水準は引き続き上回っている。

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出所:BofAグローバル・ファンド・マネジャー調査

  同調査によれば、今回は18年5月以降で初めてタカ派的な中央銀行が最大のテールリスクとみられている。続いてインフレと新型コロナの感染再拡大が警戒されている。

  またブルームバーグ・ニュースが非公式で行ったファンドマネジャー調査でも、インフレ高進を抑制しようと金融当局が政策シフトを急ぐことが来年の世界の株価にとって最大の下押しリスクとみられている。

  トレーダーは15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合後に発表される金融政策に、資産購入のテーパリング(段階的縮小)ペースや利上げの時期について手掛かりを求めている。今週会合を開く中央銀行は20行に上る。

  マイケル・ハートネット氏らBofAのストラテジストは、現金比率が上昇したことで逆張りの株式買いシグナルが発せられたと指摘。「投資家は非常に慎重ではあるが、完全な弱気派はいない」とリポートで説明した。

  今回の調査は12月3ー9日にかけて、総額で9680億ドル(約110兆円)を運用する330人を対象に実施された。

原題:Fund Managers’ Rush to Cash Triggers BofA’s Stock-Buying Alert

(抜粋)

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