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欧州ガス価格が上げ拡大、供給ひっ迫は来年冬も続くとの観測

14日の欧州商品市場で、指標の天然ガス価格が続伸。ロシア産ガスの供給不透明感から供給ひっ迫は来年の冬まで続くとの見通しが浮上、前日は終値の過去最高値を更新していた。

  ロシアがウクライナ国境に軍を集結させ、地政学的な危機の様相が強まりつつある。米国とウクライナの情報当局によると、ロシアが侵攻するとすれば、欧州の真冬の時期になる可能性がある。侵攻が実際に起きれば、論争を呼んでいる海底パイプライン「ノルドストリーム2」の稼働が遅れるばかりでなく、他の供給にも支障を来しかねない。欧州のガス備蓄は危険なほどの低水準にある。

  欧州連合(EU)は16日に首脳会議を開き、エネルギー危機や再流行する新型コロナウイルスへの対策、ウクライナ情勢を話し合う。さらに、ロシアが好むガス供給の長期契約を打ち切る期限をEUは設定したい考えだ。

 

No Ceiling For EU Gas Price
 
 

  ここ数日では電力価格も上昇し、来年用の電力はドイツで過去最高値付近で取引されている。

  シティグループのアナリスト、アントネラ・ビアンケッシ氏は「スポットのガスと電力価格は4倍になった。冬季のガス不足への市場の不安を反映している」と指摘した。

  オランダで取引される指標の天然ガス価格は現地時間14日午前10時33分時点で、2.1%高のメガワット時当たり118.53ユーロ。一時5.9%高まで上昇する場面もあった。

 

原題:

EU Gas Extends Rally as Crunch Risks Extending Into Next Winter(抜粋)

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