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世界の石油市場が供給過多に転じる、オミクロン株の影響も-IEA

  • コロナ感染急増、石油需要回復を一時的に遅らせるが反転はさせず
  • 来年1-3月の世界石油需要見通しを日量60万バレル下方修正

国際エネルギー機関(IEA)は14日、世界の石油市場が供給過多に戻っており、新型コロナウイルスのオミクロン変異株が旅客需要を損ねるため、来年の早い時期に供給過剰が一段と進むとの見方を示した。

  IEAは最新月報で、 石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の生産引き上げ計画継続や戦略的石油備蓄の放出、来年想定される米国とカナダ、ブラジルでの記録的生産などを背景に世界中で供給が回復していると指摘。その上で、オミクロン株出現に伴いジェット燃料需要が減りつつある中で、世界の石油在庫が2022年序盤の数カ月間に日量170万バレルのペースで膨らむ可能性があると予想した。

  「今月から世界の石油供給が需要を上回る方向で、タイトな市場に対する待望の救済が進行中だ」とし、「着実な供給増加が需要緩和に重なり、バランスをかなり緩めた」とコメント。その上で「コロナの新規感染急増は今進んでいる石油需要回復を一時的に遅らせるが、反転させることにはならないと見込まれる」との見方を示した。

  IEAは来年1-3月(第1四半期)の世界石油需要見通しを日量60万バレル下方修正した。

原題:Oil Surplus Returns as Supplies Climb and Omicron Hits, IEA Says、*U.S., CANADA, BRAZIL MAY HIT RECORD ANNUAL OUTPUTS IN ‘22: IEA(抜粋)

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