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ファイザーのコロナ経口薬、重症化89%防ぐ効果-軽症は追加研究必要

  • 経口薬「パクスロビト」に関する2つの研究結果を公表した
  • パンデミック沈静化に寄与する重要な手段になる可能性-CEO
A Pfizer Inc. logo sits on a sign outside the company's research center in Cambridge, U.K., on Thursday, Sept. 26, 2013. 

A Pfizer Inc. logo sits on a sign outside the company's research center in Cambridge, U.K., on Thursday, Sept. 26, 2013. 

Photographer: Chris Ratcliffe

ファイザーは14日、同社が開発中の新型コロナウイルス感染症(COVID19)経口薬「パクスロビト」について、入院が必要になるほどの重症化を防ぐにはかなり効果があるが、ワクチン接種後のブレークスルー感染に関係することが多いより軽度の症状を消すにはそれほど有効でないことが、二つの研究報告で示されたと発表した。

  同社の資料によれば、パクスロビトはコロナの合併症を起こす標準リスクのある成人673人を対象に実施したところ、自覚症状を減らす主要目的を達成できなかった。ただ、このグループでは入院が70%減る傾向が見られたという。

  別の研究では、発症から3日以内にパクスロビトを使用した場合、高リスクのワクチン未接種患者の入院をなお89%防ぐ効果が確認された。ファイザーは、より少数の患者から得られた分析結果を確認するものだとしている。

  今回の結果は、重症化リスクのあるコロナ患者にとって、パクスロビトが標準的治療法になる可能性が引き続き高いことを示唆する。その一方で、軽症患者を巡るまちまちの成果を見る限り、命を脅かすほどではないが感染に苦しむワクチン接種後の患者が頼れる選択肢となるには、さらなる研究が必要になりそうだ。

  ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は資料で、パクスロビトが「世界中で患者の命を救う可能性が裏付けられた」と指摘。許認可が行われれば、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)沈静化に寄与する「極めて重要な手段になる可能性がある」とコメントした。

原題:Pfizer Covid Pill Stops Hospitalizations, Not Milder Symptoms(抜粋)

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